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自費出版Q&A

お問い合わせの前に

Q
自費出版とは何でしょうか?
A
著者が費用を負担する出版の方式です。出版社が出版費用を負担して著者に印税(著作権使用料)を支払う商業出版とはまったく別の枠組みになります。なお、弊社では持ち込み原稿の商業出版はお受けしておらず、自費出版のみの扱いとなります。
Q
とりあえず原稿を持参して、直接詳しい話を聞きたいのですが?
A
お原稿をお持ちいただいても、その場ですぐに読むことはできませんので、先にお原稿をお送りください。当方で事前に拝読させていただくと、より具体的な提案を差し上げられます。
Q
自費出版は数多くの出版社が手がけていますが、文春の自費出版の特徴は?
A
芥川賞や直木賞など数々の文学賞とかかわる歴史ある版元として、プロの作家と同じ過程を踏んだ丁寧で良質な本づくりを行っております。それなりに費用も時間もかかりますが、間違いのない一冊に仕上げます。
Q
どんな原稿でも本にしてもらえるのですか?
A
ジャンルは問いませんが、公序良俗に反していたり、第三者の権利侵害が認められたり、思想的に偏りのある内容、客観性や薬機法上で問題がある原稿はお断りさせていただくこともございます。
Q
原稿の内容が優れている場合は、著者が負担する費用を減額してもらえますか?
A
原稿内容によって制作費が減額されたり、商業出版として出版されることは一切ございません。
Q
文藝春秋企画出版部は文春の子会社ですか?
A
企画出版部は株式会社文藝春秋の一部門です。
Q
どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
A
本の大きさ(判型)・ページ数などの仕様や部数、カラーページや写真・図表の点数によって増減しますが、200ページの本を500部つくると、大体200万円程度の制作費がかかります。
Q
原稿を本にして大いに売ってもらいたいのですが?
A
一般読者への販売が主目的の自費出版はお受けしておりません。商業出版とは違う枠組みの少部数出版ですので、書店での本の売り上げは期待できないのが実情です。職業作家をめざすのでしたら、小説であれば文学賞新人賞への応募、ノンフィクションなら地道な取材や研究成果を着実にまとめ、専門媒体で発表するのが遠回りながら堅実な道です。
Q
原稿を本にする前に月刊「文藝春秋」や「週刊文春」に掲載してほしいのですが?
A
各雑誌への持ち込み原稿はお受けしておりません。
月刊「文藝春秋」の投稿欄へのご投稿か、「週刊文春」への記事提供をインターネット上の文春リークス(https://bunshun.jp/list/leaks)で受け付けております。

本づくりについて

Q
原稿はまだできていないのですが、文春で書いてもらえますか?
A
目次ができているなど書く内容が決まっていて、書くための資料が揃っている場合、ライターが取材して原稿を書き起こす「聞き書き」が可能です(別途費用がかかります)。
Q
手書き原稿でも大丈夫ですか?
A
手書き原稿でも大丈夫です。当方で文字入力をしますが、その費用は概算で1文字1円程度かかります。なお、原稿の状態や内容、図表や写真などの有無などによって費用が異なるので必ず御見積書をご確認いただきます。
Q
昔のワープロで書いた原稿を本にしたいのですが?
A
データがフロッピーディスクなどに残っていて、ワープロの機種名がお分かりであれば、データを当方で変換して使用できる場合がございます。出力紙から文字入力もできますので、一度ご相談ください。
Q
誤字、脱字や文章表現などをチェックして欲しいのですが?
A
編集者による原稿整理の他に、専門の校正者による校閲を初校・再校と二度行います。文字の誤りや表現だけではなく、記述内容の誤りや疑問点などをご提示します。
Q
打ち合わせのために自宅(もしくはその近く)まで来てもらえますか?
A
お伺いしての打ち合わせも可能ですので、ご相談ください。遠方にお住まいの方には、事前に交通費をご負担いただくことがございますが、間違いのない本づくりのため、一度は直接お会いできればと考えています。
Q
文庫(または新書)判でつくりたいのですが?
A
ご希望のあらゆる大きさでの制作は可能ですが、四六判やA5判などと比べると耐久性が劣ります。また、販売委託制度をご利用の場合、文春文庫・文春新書などのレーベルには入らないため、書店で店頭に置かれる可能性が低くなってしまいます。
Q
価格表の上製と並製の違いとは?
A
上製本(ハードカバー)と並製本(ソフトカバー)の違いです(「本のしくみ」参照)。上製本は本体の表紙に硬いボール紙を貼り付けて強度を高めている分、並製本よりも制作費用が高くなります。
Q
少ない印刷部数でも制作してもらえるのですか?
A
可能ですが、極少部数印刷では1部当たりの印刷単価が高くなるので、100 部以上印刷することをお勧めしております。数部しか必要でない場合は、原稿をお近くの印刷所へ直接持ち込まれると比較的安価に本をつくることができます。
Q
何部くらい印刷すればいいのでしょうか?
A
周囲の方への配布が主目的でしたら、お出しになる年賀状の枚数が印刷部数の目安になります。人々の集まりや記念の会合・パーティーなどでの配布では、出席案内を出す人数が目安です。なお、販売委託制度をご利用になる場合は、全国書店・インターネット書店への配本と注文出荷用在庫として最低300~500部程度が必要になります。

本ができてから

Q
つくった本の広告は出してもらえますか?
A
広告出稿費と広告制作費をご負担いただき、弊社が広告代理店を通して手配します。月刊「文藝春秋」「週刊文春」など弊社刊行誌には、特別価格でのご出稿が可能です。
Q
つくった本が売れると著者はいくらもらえるのですか?
A
出版物販売委託契約に基づき、(本体価格の6割)×(売上部数)をお支払いします。詳しくは、「自費出版の販売について」をご参照ください。出版費用の回収は難しいのが実状です。
Q
どのような書店で販売されるのですか?
A
全国の大型書店約40~50店舗に配本いたします。インターネット書店は、アマゾン・ドット・コムと楽天ブックスへの配本を行っております。配本とは、取次会社を通して書店へ新刊本を配布することです。また、ご希望の書店に配本できる場合もございますので、ご相談ください。
Q
本の売れ行きがよい場合は、増刷(重版)してもらえますか?
A
販売委託制度をご利用中に売れ行きがよく、書店からの注文に在庫が追いつかない場合は、著者に費用をご負担いただく前提で、増刷(重版)のご相談をいたします。

CONTACT

お問い合わせ

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(直通:平日11〜17時)

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