クイールをとりまく人びと
第1回 生ませの親、水戸さん
水戸さんと
ロシナンテ、アルコーイリス
クイールの“生ませの親”である水戸さんは都内在住で、古美術品のお店『新堂』を経営していらっしゃいます。クイールの母親ツキスミは家庭犬でしたが、その子供たちから6頭の優秀な盲導犬が育ちました。さらにその子供が生んだ孫までいれると、ツキスミの血統から13頭の盲導犬が出たことになるそうです。そして、カレンダーの写真に登場したことがあるツキスミの“美貌”を受け継いだのか、クイールには映画に出演したきょうだいもいます。ビジュアル的にも優れた血統なのでしょう。

下の写真はクイールと共に生まれたきょうだいたちです。クイール以外は幸せな家庭犬として大変長生きしました。いちばん長く生きたメスのパトラッシェがなくなったのは昨年の10月で、16歳(人間だと110 歳くらい)だっったそうです。

スバル 北斗 パトラッシェ クイール アンディ

現在水戸さんのお宅には2頭の犬がいます。ラブラドールレトリーバーのロシナンテ4歳(とても賢く美しい才女!)と甘えん坊のゴールデンレトリーバー、アルコーイリス3歳(スペイン語で「虹の橋」という意味)です。二匹とも英国の伝説的に有名な繁殖犬の血統を持つ犬だということです。優秀な盲導犬を生む繁殖犬の血統とは、性格、理解力とも抜群で遺伝的疾患のない体質を持つのだそうです。そのうちアルコーたちの血をひく優秀な盲導犬が生まれるかもしれません。
ご紹介した方たち 第1回 生ませの親、水戸さん
第2回 パピーウォーカー、仁井さん
第3回 訓練士、多和田さん
第4回 盲導犬仲間ジョナ
第5回 使用者 渡辺さん
ご挨拶/What's new著者からひとことクイールをとりまく人びとクイールの未公開フォトギャラリー
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