■ 第3回 レア物?でダダもれ |
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みなさまこんにちは。
このコーナーでは、私がこれまで
どんな風にお金を使ってきてしまったのかを振り返ります。
手に入らない貴重なものだと思うとよけい欲しくなる、
っていうことはないですか?
私はあります。
以前私は、骨董市が好きでよく通っていました。
敷居が高くて入りづらい骨董屋さんと違って、
骨董市は、
広〜い会場に何百もの骨董屋さんが集まってきていて、
気軽にのぞいてまわることができて楽しいのです。
ぷらぷら歩いていると、
ある店のガラスケースの中に
可愛いブローチを見つけました。
銀色で、シンプルで、和風で、花の飾りがついています。
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見れば見るほど可愛くて、
「いつ頃作られたものだろう?」
「どこで作られたんだろう?」
「前はどんな人が使っていたんだろう?」
どんどん気持ちが盛り上がっていきます。
「長い歳月をへて、
今日ここでやっと巡り会えたブローチと私!
たった一つの、貴重な、私だけのブローチ!」
値段は、3500円でした。
普段の私ならためらうところですが、
そこは骨董市マジック。
50万円の壺だの、80万円の皿だの、
絶対に買えないような値段の品物をお腹一杯見て回って、
金銭感覚が少々怪しくなっています。
「せっかく私にも買える値段なんだから、
これは絶対に連れて帰ってあげなければ!」
さらに、
アクセサリーをつける習慣なんかほとんどないくせに、
「せっかくこんなに可愛いブローチに出会えたんだから、
これを機会にブローチをつけておしゃれしよう!!」
などと、いろいろ間違えつつ、
「一期一会!」とばかりに即買いしました。
その後も、
「他にも何か素敵な出会いがあるんじゃないかしら?
すみからすみまでチェックするぞ!」
と張り切って会場を歩き回っていましたが、
いつのまにか、
さきほどのお店の前に戻ってきていました
(広いので迷ってしまうのです)。
「さっきブローチを買ったお店だ!
よく見たら他にも何か可愛いものがあるかも!」
と、さきほどのガラスケースを再びのぞき込むと…
なんと、
私が買ったのと全く同じブローチが全く同じ場所に
しれっと陳列してあるではないですか!
そう、私は、
「骨董市だから当然一点物だ」
と勝手に思い込んでいたのです。
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もちろん、
他に同じ物があってもなくても
可愛いブローチであることに変わりはないのですが…
でも、もしもはじめから2つ並んで売られていたら
そこまで気持ちが盛り上がっていたかどうか…
そして、
普段カジュアルな格好しかしない私には
そのブローチは使いこなせず、
もったいない買い物になってしまいました。
他にも、
なかなか出ないレアなフィギュアを求めて
チョコエッグを大人買いしたり…
「季節限定」のお菓子をいろいろ買ったり…
手に入りにくく貴重に思えるものほど
欲しい気持ちが盛り上がってしまい、
ダダもれしちゃってたのでした………
(つづく)
★次回は1/16更新予定! |