貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術
あらすじ
お金ダダもれ池田の散財日記
『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』
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お金ダダもれ池田の散財日記
主人公・池田が、あの貯められなかった日々をふり返りなげき悲しむ、ぼやきエッセイ連載です。

 第6回 チェンジ!でダダもれ

皆さまこんにちは。

私がこれまでにどんなムダ使いをしてきてしまったのか
を振り返るコーナーです。

なんとなく気分を変えたくて
お買い物をすることはありませんか?
私は、しょっちゅうしていました。

たとえば手帳。
秋になって、
翌年用のまっさらな手帳が店頭に並び始めると、
なんだかそわそわしてきます。

新しい手帳があればきっと…
「時間が上手に使える!」
「素敵な予定がどんどん入る!」
「来年は素晴らしく発展的な一年に!」
そんな気持ちで、
ワクワクしながら来年の手帳を購入します。
まだ10月だというのに買ったらスグ使いたい。
だから、カレンダーが12月からしかなくたって
おかまい無しに無理矢理使い始めるのです。

手帳を選ぶのは楽しい

ところが、
早く使い始めたせいで飽きるのも早く、
夏頃に、使いかけの手帳を止めて
新しい手帳を買い直したこともありました。

それから、マグカップも同じでした。
一人暮らしなのだから1個あれば充分なはずなのですが、
新しいカップでコーヒーを飲めば気分が変わる気がして、
次々に買い足していました。

語学の教材もそうでした。
あるとき、中国語を覚えようと思って、
本屋さんでCD付きの教科書を買ってきて
仕事中にかけっぱなしにしていたのですが
何回も何回も聞いていると、
覚えたわけじゃないんだけど、飽きてきます。

そこで、
手で書いてみたり単語を覚えたりして
しっかり勉強すればいいのかもしれないのですが、
それはめんどくさいので、
別の本とCDを新しく買って来て、
それをまた、ただかけっぱなしにしたりしていました。
もちろん中国語は全然覚えられていません。
そのうち覚えたいと思います。

今思い出せる例文は

買うことそのものが、楽しいし気持ちいい。
必要なものを買うのではなく、買いたいから買う。
買うために、買うものを探す。

新しいものを買うことで
何かが変えられるような気がして、
ダダもれしちゃってたのでした………。

(おわり)