貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術
あらすじ
お金ダダもれ池田の散財日記
『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』
著者プロフィール
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お金ダダもれ池田の散財日記
主人公・池田が、あの貯められなかった日々をふり返りなげき悲しむ、ぼやきエッセイ連載です。

 第1回 汚部屋でダダもれ

こんにちは。

『片づけられない女のための こんどこそ!片づける技術』
に続いて、
『貯められない女のための こんどこそ!貯める技術』
を書いた池田暁子です。
「片づけ」と「貯金」の2つは、私の二大苦手分野です(でした!)。
他にも苦手なことは山ほどあって(地図を読むこととか走ることとか球技とか…)
できる限り避けて通るようにしているのですが、
この2つばっかりはどうしても避けて通ることができなくて、
密かにとても困っていました。

このたび、どうにか自分なりのやり方をあみだして、ちょっとほっとしています。
船底に開いた、海水が入り放題だった大きな穴をやっとふさいだような気持ちです。

さて、このコーナーでは主に、
これまで私がどんな風にお金をこぼしてきてしまっていたかを書いていきたいと思います。

まず、
部屋が汚いことで余分にかかっていたお金はとても大きいです。
『〜片づける技術』にも書いているのですが、収納をしようとして次々に買った棚に、
覚えている分だけでも34万2200円も使っていました。

物が溢れる→棚を買う→棚がすぐ物でいっぱいになる→
棚のまわりに物が溢れる→また棚を買う→…

これを延々繰り返して、
スペースは埋まっていくしお金は無くなっていくし、
悲しいことに、なぜかいつまでたっても部屋は片づかないし…
あと、物が見つからなくて
持っているはずの物を買ったりもよくしていて、
片づけていたら、ボールペンや消しゴムやクリップや、
しわくちゃになった封筒や、ホコリだらけのセロテープなど、文房具が沢山出てきました。

他にも、部屋のあっちこっちから、
洗濯バサミ、輪ゴム、爪切り、耳かき、
片方だけの手袋、靴下、マフラー、ポーチ、…

それから、
片づけようと決意するたびに買ってはすぐ行方不明になっていた、
大量のゴミ袋、ガムテープ、荷造りヒモ、…

まったく、使う分の何倍もの物を買って、
これまでいったいいくら無駄遣いをしたことか……はあ……

(つづく)

★次回は12/25更新予定!