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ケン・オーレッタ

「ケン・オーレッタほど、今起こりつつあるメディア革命を完全にカバーしている記者はいない」

(コロンビア・ジャーナリズム・レビュー)

ニューヨーク・ブルックリン出身。ジャーナリストとしては、1974年、ニューヨーク・ポストの政治記者としてキャリアをはじめる。その後雑誌コラムニストに転じ、名門総合情報誌「ニューヨーカー」には1977年から書きだした。1992年より「コミュニケーション年代記」を同誌で連載している。テレビ出演も多数。ジャーナリストの選ぶ『20世紀最高のビジネス・ジャーナリスト100人』にも選出されている。いくつかの大学の評議員などのほか、ピュリッツァー賞の審査員も務めている。

公式サイト:http://www.kenauletta.com/

これまで書いた本は11冊。最近の著書に下記のものがある。

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Media Man: Ted Turner's Improbable Empire(2005)

ケーブルテレビ局の24時間ニュースネットワークCNN創始者テッド・ターナー。
彼がいかにアメリカのメディアを変えていったのか? 
ターナー自身への20時間に及ぶ録音インタビューとともに綿密な取材を通して描く。

Backstory: Inside the Business of News (2003)

変わりゆくビジネスとジャーナリズムの狭間で、新聞と出版業界はどうなっていくのか?

雑誌「ニューヨーカー」連載記事のエッセイ集。

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World War 3.0 : Microsoft and Its Enemies (2001)

マイクロソフトと司法省が独占禁止法をめぐって争った裁判の全貌を描く。 「オーレッタは、マイクロソフトと司法省の対立を描き切っている。 どちらかに偏ることなく、この複雑な問題について、クリアな視点を与えてくれる」 (ニューヨーク・タイムズ)

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Three Blind Mice: How the TV Networks Lost Their Way (1992) 

邦題『巨大メディアの攻防 : アメリカTV界に何が起きているか』(新潮社 1993) ABC、NBC、CBS、アメリカの3大ネットワークが、ケーブル放送や衛星放送などの登場によってどのように変貌していったのか?

著作の多くは「ニューヨーカー」に掲載した特集記事が出発点になっている。これまでグーグルだけでなく、ビル・ゲイツ、ルパート・マードック、AOL、タイムワーナー、ニューヨーク・タイムズなど、メディア業界の立役者たちを取材してきており、他を圧倒する記事内容によって、これまで多くの名誉を得ている。

2001年に書いたテッド・ターナーの記事は、 National Magazine Award を受賞。マイクロソフト社vs司法省の独占禁止法をめぐる記事では、アメリカの屈指のジャーナリズム批評誌「コロンビア・ジャーナリズム・レビュー」から「ケン・オーレッタほど今起こりつつあるメディア革命を完全にカバーしている者はいない」と評された。

『グーグル秘録 完全なる破壊』(原書)も、2008年に「ニューヨーカー」に掲載した「The Search Party」(抄出がニューヨーカー公式サイトで読める。http://www.newyorker.com/reporting/2008/01/14/080114fa_fact_auletta)からプロジェクトがはじまっている。

グーグル秘録 完全なる破壊』 ケン・オーレッタ▲ ページトップへ