長) ソボクな疑問なのですが、山崎さんは何回くらいお風呂に入りますか? 温泉に行くと、ついつい「元をとらなきゃ!」と欲張ってお湯に入りまくってしまうんです。宿にチェックイン後に入って、ごはん食べて入って、寝る前に入って、早朝に入って、朝食後に入って、チェックアウト前に最後のダメ押し! みたいな感じで。
山♥) 脱水と空腹にだけは気をつけてくださいね(笑)。回数は特に何回と決まっている訳ではないので、体調をみながら、という感じですね。あとは温泉へもっていく7つ道具(P.35)でも紹介をしましたが、入浴直後にはスポーツの後みたいに湯疲れすることがあるので、水分補給とお腹にちょっと物を入れておくことを忘れないようにしています。つかりながら鼻の頭に汗をかいてきたら、「そろそろ上がりなさい」の目安ですね。それからあがった後には可能なかぎり、つかっていた時間の3倍の時間を目安に休むようにしています。
長) なるほどー。そう、チェックアウト前に慌てて入ったりするとふらっふらになったりすることあります。今度からちょっと大人になろうかな……。
副) それだけカロリーを消費するっていうことなのかな。それにお湯につかっているだけで、いつもの化粧水なのにぐんぐんしみこんで、温泉の効果って面白いですよね。
山♥) 毛穴がパーッと開いていますから、モッチモチになりますよ。毛穴だけでなく、温泉では自然と心も開かれるから、温泉では昔から恋が生まれたし、元から恋するふたりの距離は近くなるし、友達同士なら夜はガールズトークで盛り上がりますよね。
新) ところで、この小箱(2センチ四方の白いプラスチックケースを指して)かわいいですよね。
山♥) これは残念ながら7つ道具からはもれてしまった、幻の(?!)第8の道具なのですが、アクセサリーケースなんです。特に硫黄がつよい温泉地だとシルバーのアクセサリーなどは変色してしまうことがあるんですよね。かといって、鞄にそのまま入れておいたり宿の机の上に出しておくと、うっかりなくしてしまいそうなので、こういう小さいケースがあると便利なんですよ。
新) へー。あ、この靴下(机の上に出したもちものを指して)もかわいいですよね。
山♥) これもベスト7入りしなかった補欠選手なのですが(笑)、足袋ソックスなんです。冷えは女性の大敵! お湯であたたまった体のぬくもりをを持続させるために、これは欠かせません。単なる足袋ではなくて足袋ソックスだと、チェックアウトして靴を履くときにも違和感がないからオススメです。以前は探すのに苦労したのですが、今は靴下屋さんで結構簡単に手に入りますよ。宿でも浴衣に添えてあるところが増えてきましたね。
新) そういう場合、持って帰っていいんですか?
山♥) もちろん! 新しいものが宿泊客用に用意されていることがほとんどです。普段使いにもがしがし履きます(笑) 。