『定本 百鬼夜行 陰』『定本 百鬼夜行 陽』

『定本 百鬼夜行 陰』

『定本 百鬼夜行 陽』

京極 夏彦・著

登場人物紹介

『小袖の手』杉浦隆夫
子供が怖くて職を追われた元教師
(『絡新婦の理』)
『文車妖妃』久遠寺涼子
自分を観察する『小さな女』を幻視する病弱な女
(『姑獲鳥の夏』)
『目目連』平野祐吉
部屋中からの視線に怯える職人
(『絡新婦の理』)
『鬼一口』鈴木敬太郎
街で鬼を見かける植字工
(『魍魎の匣』)
『煙々羅』棚橋祐介
義姉の焼身自殺により煙に魅入られる消防団員
(『鉄鼠の檻』)
『倩兮女』山本純子
悩みの多い女教師
(『絡新婦の理』)
『火間虫入道』岩川真司
不祥事から転落する刑事
(『塗仏の宴』)
『襟立衣』円覚丹
教主である父を深く憎む僧
(『鉄鼠の檻』)
『毛倡妓』木下圀治
自殺した叔母の記憶がまとわりつく刑事
(『魍魎の匣』)
『川赤子』関口巽
何かを忘れているという不安感に疲弊する小説家
(『姑獲鳥の夏』)

『青行燈』平田謙吉
いるはずのないきょうだいに悩まされる伯爵家の管財人
(『陰摩羅鬼の瑕』)
『大首』大鷹篤志
性欲にまつわる背徳(うしろめた)さに苛まれる刑事
(『陰摩羅鬼の瑕』『邪魅の雫』)
『屏風闚』多田マキ
娼婦あがりの老婆を覗くのは何者か?
(『絡新婦の理』)
『鬼童』江藤徹也
大好な母さんが死んでも、なにも感じない人でなしの僕
(『邪魅の雫』)
『青鷺火』宇田川崇
光る鷺を見た、田舎に疎開した小説家
(『狂骨の夢』)
『墓の火』寒川秀巳
植物学者だった父の謎の死因を求めて、日光へ
(『鵺の碑』 coming soon!)
『青女房』寺田兵衛
箱作りの職人が地獄の戦地から復員してみると……
(『魍魎の匣』)
『雨女』赤木大輔
厄落としに失敗した赤子は、なにをやってもうまくいかぬチンピラになり……
(『邪魅の雫』)
『蛇帯』桜田登和子
蛇が怖くてしかたがないホテルのメイド
(『鵺の碑』 coming soon!)
『目競』榎木津礼二郎
人には見えぬものが見える男は、なぜ探偵になったのか
(『姑獲鳥の夏』以下全作)