創作
- 飼う人 Vol.1
イボタガ 柳美里
蛾の幼虫に名前をつけて飼い始めた時、平凡な女の心に何かが棲み始めた。異色連作開始！
- フォアビート・ノスタルジー 石原慎太郎
── 一九八〇年代記── 二章
- Yの木 第一部 辻原登
熱狂の時代が過ぎた後、それでも文学に賭ける男たちの生が交錯する
- 夢の罠 髙樹のぶ子
厳寒のアラスカを旅するわたしの前に、オーロラとともに現れる戦慄的な幻想
- 高さについて 芝夏子
- 彼岸のひと 小山内恵美子
【特集】 「戦争」から遠く離れて Ⅱ
- 〈日本人の急所を鋭く抉る、白熱の対論一挙掲載！〉
街場の「戦後」論 赤坂真理 内田樹
──東京裁判・憲法・安保闘争
- 【ノンフィクション】
遺骨──ヒロシマ“七万柱”の戦後(下) 堀川惠子
- 【評論】
ポスト戦後の「戦争文学」──安岡章太郎以降 高澤秀次
【追悼 木田元】 稀代の哲学者を送る弔辞全文収録
- 木田先生への感謝 保坂和志
- 日本の哲学の文章を変えた人 三浦雅士
【「カーヴの隅の本棚」100回スペシャル対談】
- ワインと文学に酔いしれて 鴻巣友季子 円城塔
この秋の話題作を読み解く力作評論3本！
- 過失とは何か──丸谷才一初期短篇の世界 三浦雅士
- 時空を超える新たな小説世界 安藤礼二
──絲山秋子『離陸』をめぐって
- 超虚構の果てに──筒井康隆論 藤田直哉
連載
- ベストセラーで読む平成史 新連載第二回 宇野常寛 與那覇潤
──『ウェブ進化論』と『電車男』
- プロローグ 第六回 円城塔
- みんな彗星を見ていた 第二十一回 星野博美
- 黄昏客思 （こうこんかくし） 第十四回 水影破砕 松浦寿輝
- 哲学探究──存在と意味── 第四回 永井均
文學界図書室
柄谷行人『帝国の構造 中心・周辺・亜周辺』（佐藤優）／西村賢太『
（やまいだれ）の歌』（与那原恵）／中村文則『A』（佐藤康智）／津村記久子『エヴリシング・フロウズ』（上田麻由子）／羽田圭介『メタモルフォシス』（水牛健太郎）／村田沙耶香『殺人出産』（柴田英里）- 著者インタビュー 坂口恭平『徘徊タクシー』
コラム
- も詩も詩 穂村弘
- ニッポンの名文 山口文憲
- 鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
- 新人小説月評 阿部公彦 福永信
- Author’s Eyes
作戦失敗 中村太地
冷凍バッタの味 古澤健
- 日本全国文學ガイド（9月6日～10月6日）
- 執筆者紹介
- Animated Image 山村浩二
- 詩〈おやすみマイラブリー〉 紺野とも
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