新連載小説
- プロローグ 円城塔
情報技術は言語の秘密に迫り得るか? 日本語の解析を目論む著者初の“私小説”
創作
- うちのひい祖父さん 石原慎太郎
- カラスアゲハ 辺見庸
- ごく普通の恋愛小説 片岡義男
- シャンゼリゼで 長野まゆみ
- 宿根木(しゅくねぎ) 藤沢周
- 吐き気のビッグウェーブ 中原昌也
- 操縦士、副操縦士、作家 翻訳 マヌエル・ゴンザレス 藤井光 訳
- 出国 馳平啓樹
- あのひと、ネジのひと 門脇大祐
- 女ともだち 二〇一四年上半期同人雑誌優秀作 奥田寿子
- 第九回 三好達治賞発表
『夕顔』 〔受賞詩集〕 藤田晴央
【選評】以倉紘平・新川和江・池井昌樹・中村稔
連載小説
- ニッポンの小説・第三部 第二十五回 高橋源一郎
エセー
- 手術台と映画 稲生平太郎
- 時として、実感は 上田岳弘
- 【対談】
創作の極意と文学の諸問題 筒井康隆 東浩紀
『聖痕』に続き創作指南を著した作家に批評家が文学の未来を問いかける。
刺激的な対談
追悼 大西巨人
-
虔(つつ)ましい気高さについて 高澤秀次
【評論】
- 莫言が描く中国の村の希望と絶望 藤井省三
──「花束を抱く女」等の帰郷物語と魯迅および『アンナ・カレーニナ』
- みんな彗星を見ていた 第十六回 星野博美
- 目めくり忘備録 第三十三回 鬼海弘雄
連載評論
- 生きる哲学 第十一回 伝える──フランクルと神聖なる義務 若松英輔
文學界図書室
古井由吉『鐘の渡り』(千葉一幹)
池澤夏樹『アトミック・ボックス』(谷崎由依)
コラム
- も詩も詩 穂村弘
- ニッポンの名文 山口文憲
- 鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
- 新人小説月評 阿部公彦 福永信
- Author’s Eyes
生と死の現場 菊地智子
男の「正解」 ジェーン・スー
- 日本全国文學ガイド(4月7日〜5月6日)
- 第118回文學界新人賞中間発表
- 文學界新人賞応募規定
- 執筆者紹介
- Animated Image 山村浩二
- 詩〈プリズム狂時代〉 小林坩堝