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文學界

文學界 第100回文學界新人賞発表/新鋭作家競作
2005年7月号 / 6月7日発売 / 定価900円(本体857円)
エセー
試みのギヨタ 宇野邦一 アルチストとアルチザナ 青柳いずみこ
創作
クワイエットルームにようこそ
松尾スズキ

わたしは「間違ってここにいる」。明日香が幻覚からめざめるとそこは閉鎖病棟だった──。
歌どろぼう  辻仁成
石  青来有一
ドキュメント 続・授乳 中原昌也
連載小説
巨船ベラス・レトラス 第六回 筒井康隆 真鶴 第六回 川上弘美
連載評論
ニッポンの小説  高橋源一郎
第七回 それは、文学ではありません(承前)
『坂の上の雲』を読む  関川夏央
第七回 「成って居らぬ」旅順攻略戦
私家版・ユダヤ文化論  内田樹
第七回 ある冒険的反ユダヤ種愚者の肖像
脳のなかの文学  茂木健一郎
最終回 言葉の宇宙は私の人生にどう関わるのか
インタビュー
短篇小説の技術──『風味絶佳』をめぐって)山田詠美
<鼎談>村上龍『半島を出よ』を読み解く 松浦寿輝×星野智幸×陣野俊史
評論
大黒の悲=喜劇  伊藤氏貴
町田康による陰萎文学論序説
歴史評論 巷談銀座煉瓦街 野口武彦
不本意な覚醒  福田和也
──ヴィットリーニのファシズム、ユンカーとナチズム
批評
シネマの記憶喪失 阿部和重/中原昌也
『メリンダとメリンダ』『おわらない物語 アビバの場合』他二本
音楽に寄す 喜多尾道冬
メロドラマというジャンル
シアトリカル・シナリー 長谷部浩
白い墓標
実戦的思考序説 仲正昌樹
「他者理解」への道
味読・愛読 文學界図書室
◎書評
坪内祐三『「別れる理由」が気になって』(中村邦生)/エリザベス・ボウエン『幸せな秋の野原』(吉野仁)/木村敏『関係としての自己』(佐藤直樹)/ミュノーナ『スフィンクス・ステーキ』(塚原史)/藤野千夜『ベジタブルハイツ物語』(佐藤康智)/田畑暁生『メディア・シンドロームと夢野久作の世界』(千葉一幹)
著者インタビュー
阿部謹也『阿部謹也自伝』
私の読書遍歴
【第二十五回】 笠井叡
文庫本を求めて  狐
小説の設計図
(メカニクス)  前田塁
コラム
鳥の眼・虫の眼  相馬悠々
上機嫌な私  小谷野敦
ニッポンの名文  山口文憲
文學界百年前の今月今夜  吾八
大阪朝日で不遇の二葉亭四迷が内田魯庵の『復活』の翻訳に協力する
同人雑誌評  勝又浩
新人小説月評  跡上史郎 酒井信
日本全国文学ガイド(6月7日〜7月6日)
文學界新人賞応募規定
執筆者紹介

詩〈屈折光学──Fluorite螢石〉 高柳誠
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