《受賞者の横顔》 秋田魁新報 イージス・アショア取材班

秋田魁新報 イージス・アショア取材班
秋田魁新報社社屋。社是は「正を蹈んで懼るる勿れ」(提供 秋田魁新報社)

プロフィール
秋田魁新報は1874年2月、「遐邇(かじ)新聞」として創刊。当初は週刊だったが、77年に日刊となり、89年に現在の紙名となる。取材班は、2017年11月の「陸上イージス、秋田・山口に/政府調整、陸自が運用へ」という全国紙の報道を受けて発足。全国紙のような防衛省担当、また安全保障を専門とする記者がいないなか、社会地域報道部、政治経済部、県内の支社局、東京支社など社の総力を挙げて調査・検証を重ね、防衛省による現地調査のずさんな実態を暴く。一連の報道により、2019年度の新聞協会賞(編集部門)および日本ジャーナリスト会議賞を受賞。20年6月、政府は配備計画の撤回を発表した。

秋田魁新報 イージス・アショア取材班

「適地調査 データずさん」と見出しがうたれた2019年6月5日付1面。この報道の翌日から全国紙やテレビなどがイージス・アショア配備計画を全国レベルのニュースとして取り上げはじめる

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取材の舞台裏を描いたドキュメント『イージス・アショアを追う』(秋田魁新報社刊)

秋田魁新報 イージス・アショア取材班

「イージス配備撤回」を報じる2020年6月16日付1面。社会面では地元「秋田」の声を伝えた


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