沽券売買

「沽券」とは、町人が売買できる土地・家屋の売買証文のこと。その値段が土地・家屋の価値を表し、所有者は町奉行に届けなければならず、それに基づいて面積などがわかる「沽券図」が作成されました。作中にある吉五郎の「沽券売買の件」は、今でいえば「不動産の不正取引(の疑い?)に関する調査」でしょうか。