KAZU様(28)より
「サッカーノート」を読んで、まず最初に、中学校の部活時代に「嫌々」書かされていた「テニスノート」のことを思い出しました。
私は中学校の部活からテニスを始め、社会人になった今でも毎週末にプレーしています。
当時は、部活を「やらされている」感が強かったせいか、意欲的にテニスに向き合うことが出来ませんでした。
あれから約15年が経ち、今はテニスに対してとても意欲的に取り組むことが出来ています。
ですが、思ったように実力が付いてこない自分に苛立っていました。
そして、「サッカーノート」を読んでから私は、「テニスノート」を書き始めました。
練習や試合後に、その日の課題、出来たこと、出来なかったこと、次回練習で取り組むべきこと、アイデアなどを書き留めるようにしました。
「テニスノート」を書き始めて一番の大きな変化は、「知恵」と「情熱」を持ってテニスに取り組むことが、継続して出来ているということです。
「試合で勝つために」という目標に対して、自らが主体的に、練習中はもちろん、無意識の中でも考えるようになり、トライ&エラーを繰り返しながら、着実にレベルアップしていることも実感できているのです。
その繰り返しが成長に大きく貢献するのだということを大いに実感することが出来ています。
「考えて書き留める」ことの効果がこれほどまでに大きいことを改めて実感しています。
た~ちゃん坊様(13)より
長い文章を書くのは苦手ですが「向上心」というものが伝わってきました。サッカーが本当に好きな俊輔選手だからこそ、15年にも渡りサッカーノートを書き綴ってこれたのだと思います。
サッカーノート、じっくり読ませて頂きました。これを機に僕もサッカーノートを始めてみようと思い、書き始めてから1ヶ月。自分のプレーを見直すことによって少しずつですが課題も見え、以前より一層サッカー愛が深まり、プレーの幅も広がったと思います。
俊輔さんのサッカーノートは、僕のサッカー人生においての分岐点となり、僕に「サッカー」を改めて教えてもらえたと思っています。
これからは、日本代表で俊輔さんとプレーすることを目標に頑張りたいです!!
本当にありがとうございました。
時田貴史様(27)より
俊輔は字が下手だ。だが、そんな事はどうでもいい。彼より上手な字を書く人はゴマンといるが、彼より上手にボールを蹴れる人間はおそらく日本にはいない。そんな稀代のサッカー選手が、高校時代から書き溜めてきたノートを公開した。これまでテレビ等でその存在を口外しており、サッカーファンの間ではまだかまだかと御開帳が待たれていた至極の一品だ。
本書を読んでまず気付くのは、11冊程あるという俊輔のノートが、コクヨや無印良品といったごく身近な量産品であるということだ。その上、蛍光ペンや三色ボールペンで見やすく書くといった気遣いはほぼ皆無。『東大生のノートは必ず美しい』という本があるが、それに倣うなら「サッカー日本代表のノートは必ず美しい」とはとても言えない。しかし繰り返すが、そんなことはどうでもいいのだ。海外遠征や代表戦の際に持参する旅行鞄に、俊輔はスパイク等と共にサッカーノートを忍ばせるという。一体どこのアスリートが、たった90分間で一般人の年収を軽く稼ぐというのに、コクヨの¥90のノート一冊を大事に持ち歩くというのだろう?
しかるに、いつしかそのノートは金額に換算できない価値を帯び、一人の人間を世界最高峰のプロリーグへと連れていった。そして我々一般人は、溜め息の出るような美しいパスの軌道の裏で、ミミズののたうちまわったような百万言の言葉が費やされていることに、ただただ驚嘆するのみなのである。
りょうちゃん様(30)より
たくさん夢はあったけど、かなわない夢がたくさんあった。
だけどその理由はある程度のところで妥協していたのじゃないか。
きっとかなわない、そう考えることでかなわないことをずっと正当化してきたんだ。
自分が傷つかないように楽して自分を甘やかして悲劇のヒロインになってたのかもしれない。
どうして今まで気づかなかったのだろう、本当に叶えたいなら好きなんだから信じて努力すれば必ず必ず夢はかなう。
夢がかなうのは中村俊輔選手が天才だからではないんだ。
今からでもいつでも遅いことなんてない。この本を息子に読ませたい。
野球部様(23)より
私は現在大学院にて教師を目指し日々勉強を頑張っています。先日、中学校に教育実習としてお世話になりましたが、その延長戦としてボランティアとして現在も野球部の指導に関わらせていただいています。しかし大学院生という性格もあるために毎日学校に行くことはできないので、その穴を埋めるため、また、子ども達の技術力向上のためにもと思い、「野球ノート」を書いてもらうようにしました。しかし、提出率は良くありませんでした。その改善策として私が考えたのは「ノートの書き方を提示してあげよう」ということです。しかし、私自身野球ノートを記載した経験がなかったため、どのようなものにすればよいのか迷いました。
その時に私が出会ったのが、中村俊輔選手の『夢をかなえるサッカーノート』です。中村選手がどのようなことをノートに書いているのか知ることで、競技の分野は違えど、大いに参考にさせていただけたことで、私自身のノートの書き方のアイデアが次々に浮かび、子ども達に提示してあげることができました。それにより、野球ノートの提出率も上がり、それによってノートを通じたコミュニケーションができるようになったと思います。もちろん、ノートを書いている子ども達の「一生の宝物」にもなっていくことでしょう。
他にも中村選手の考え方を知れたことが、教師を志す私にとっても大いに影響を与えていただけました。ありがとうございました。