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Number臨時増刊

〜編集部から〜
▼8月28日に行われた「PRIDE GP 2005」、通称「8・28」――。その夜、総合格闘技史に残るであろう幾つかのドラマが生まれました。ヘビー級タイトルマッチに見たヒョードルの戦慄の強さ、ミルコの無念。ミドル級決勝トーナメントに見た“絶対王者”シウバの陥落、ショーグンという新星の誕生……

▼多くの選手、ファン、関係者が待ち望んでいた夜でした。と同時に、我々Number編集部員にとっても、この夜はある意味で終着駅だったのです。思えば、総合格闘技の臨時増刊号を出すことが決定したのはおよそ2ヶ月前。忘れもしません、「ヒョードル×ミルコタイトルマッチの調印式が行われた6月下旬です。私は調印式の会場で垂れ流されていたミルコ制作・主演の「アルティメット・フォース〜孤高のアサシン〜」なるアクション大作のPVをぼんやりと眺めながら、これから始まるであろう熱き取材の日々に思いを馳せたものです

▼新入社員の私がこの号で主に担当したのは、山本“KID”徳郁、五味隆典、川尻達也、所英男、須藤元気、美濃輪育久といった今をときめく日本人選手のコーナーでした。中でも印象に残ったのは川尻選手です。取材にささやかな差し入れを持っていくと、早速その日のうちに彼のブログにお礼の言葉が掲載されていました。今も土浦の田舎のジムで練習を続ける現役修斗ウェルター級王者は、とても純朴な人でした。その強さの秘訣を、インタビューでぜひ確認してみて下さい

▼また、徹底的に写真にこだわったページにするべく、撮影場所は非常に多岐にわたりました。8月、夏真っ盛りでしたが、若さにまかせて飛び回ってきました。結果、格闘ファン垂涎の写真を掲載することができたと自負しております。ご期待下さい

▼閉口したのは、選手、ライター、カメラマン、撮影場所のスケジュールを全て同時並行的に調整しなければならなかったことです。実質2週間に全取材を詰め込まなければならず、撮影場所の許可がなかなか下りなかったり、選手のスケジュールが直前に変更になったり、デスクが不機嫌だったりと、しょっちゅう胃に穴が開きそうでした

▼しかしどんな苦労も睡眠不足も、「8・28」を道標に乗り越えることができました。8月28日当日の朝、もうすぐ待ちに待った「ヒョードル×ミルコ」を現場で見届けられるかと思うと、私はもはや高まる気持ちを抑えきれず、思わず胃に穴が開きそうでした。だが会場のさいたまスーパーアリーナに入った私を待ち受けていたのは、「試合中、ずっと地下のインタビュールームで待機ね」というストイックな指令。時折会場から洩れ聞こえてくる歓声は、そんな私へのレクイエムでした

▼そんな今号は「8・28」のヘビー級、ミドル級の試合速報はもちろん、試合翌日のヒョードル選手への直撃インタビュー、ブラジルのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ選手へのインタビューも実現しました。加えて日本人コーナーでは両エース・吉田秀彦、桜庭和志選手へのインタビューのほか、未来の日本を背負う中軽量級の選手たちも迫力ある写真とともに紹介。9月に行われる「HERO'S」、「PRIDE武士道GP」もカバーしています。識者(マニア)50人による「総合格闘技ベストバウト」大アンケートや、各階級の選手のデータを徹底分析する「研究所」コーナー、今からでも学べる「総合格闘技ルール解説」など、内容は盛りだくさん。どこから読んでも楽しめる、充実の臨時増刊号です!お求めはお近くの書店・コンビニまで。

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