別册文藝春秋

2006年11月(266)号
10月7日発売 / 定価1500円(本体1429円)

新連載
馳星周「9・11倶楽部」
混淆の街、新宿―ー。わたしは、少年に出会う
笹本稜平「還るべき場所」
ヒマラヤ高峰K2、喪した魂と夢を追い求めて
楡周平「骨の記憶」
その骨が、今、残酷な真実を告白しはじめる
■中篇短編
伊集院静「眠る蝶─羊の目―
吉田篤弘
「孔雀パイ
─美しく年老いた物語―
佐藤雅美「絹と盗人の数を知る事
―縮尻鏡三郎―
角田光代「赤い筆箱」
野中柊
「記憶
―マルシェ・アンジュール―
山本幸久「いつもおひとり様」
■好評第二回
重松清「バス、デッドエンド」
桜庭一樹「私の男」
伊藤たかみ「フラミンゴの家」
■連載
ヒキタクニオ
「My name is TAKETOO」

北方謙三「独り群せず」
古川日出男「サマーバケーションEP」
奥田英朗「ゆめの」
坂木司「ワーキング・ホリデー」
荻原浩「ひまわり事件」
池井戸潤「オレたち花のバブル組」
貫井徳郎「夜想」
近藤史恵「ふたつめの月」
夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
榊東行「共同体の殺人」
連載最終回
山本兼一「いっしん虎徹」
藤崎慎吾「鯨の王」
岩井三四二「大明国へ、参りまする」
■連載エッセイ等
金井美恵子
「猫の一年」絵・金井久美子
宮城谷昌光「深更通信
―クラシック未知なる名曲を求めて」
酒井順子「マナーのかん袋」
穂村弘「にょっ記」
北村薫(ユーカリの木の蔭で)
「これも誰ゆえ桜姫」
■コラム
[book trek]
東直子「長崎くんの指」
早瀬乱「三年坂 火の夢」
岩井三四二「琉球は夢にて候」

[会心の買い物]
中島岳志「古書店での邂逅」
[くつろぎの時間]
万城目学「赤い疑惑とトイレ本」

[別冊フォトギャラリー]
青木倫紀