2005年3月(256)号
2月8日発売 / 定価1500円(本体1429円)
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新連載
森絵都
「美濃焼の器」
仕事も結婚も──器探しの出張先で主人公は
北森鴻
「血色夢
(ちいろゆめ)
」
乱舞する朱──胸躍る修復依頼かもたらす災厄
■中篇短篇
重松清
「その日のまえに」
かつて住んだ懐かしい町に夫婦か足を向けた訳は
北島行徳
「駄目老人」
女装趣味の老人──抑圧した欲求の行く末は
吉田篤弘
「空ばかり見ていた」
片耳を失った娼館のアルジが聴いた女の声とは
■好評連載
横山秀夫「64
(ロクヨン)
」
誘拐事件の鍵を握る「幸田メモ」の内容とは
三浦しをん
「まほろ駅前多田便利軒」
チワワをめぐり居候の行天がとる突飛な行動
諸田玲子「木もれ陽の街で」
恋の予感!? 売れない画家に心掻き乱されて
永瀬隼介「告白」
渋谷に出現した怪しい自警団の正体とは──
藤崎慎吾
「鯨の王」
水深400mの海底火山基地にやってきた人物
中山可穂
「ケッヘル」
失踪した客の行方をさがし、伽椰は彷復い歩く
吉田修一
「コンセプチュアル・デイズ」
友と共有するラブホテル代わりのアパートで
■中篇短篇
佐藤雅美
「踏み留まった心中者の魂塊
―縮尻鏡三郎―
」
明川哲也
「大仏歩く
―ブーの国―
」
野中柊
「運命のひと
―あなたのそばで。―
」
三羽省吾
「厭世フレーバー 73歳」
■連載
藤原伊織
「名残りの火
―てのひらの闇2―
」
朱川湊人「スメラギの国」
黒木亮「シルクロードの滑走路」
三浦明博 「罠釣師(トラッパース)」
酒見賢一「泣き虫弱虫諸葛孔明」
夢枕獲「ダライ・ラマの密使」
Oka-Chang
「センチメンタル南向き─別宅春秋─」
椎名誠「波切り草」
榊東行「共同体の殺人」
山本幸久「凹組太平記」
森福都「漆黒泉」
(最終回)
香納諒一「贅の夜会」
■連載エッセイ等
宮城谷昌光「深更通信
―クラシック 未知なる名曲を求めて
」
穂村弘「にょっ記」
杉田比呂美「五感のピクニック」
吉村昭
(井の頭だより)
「手鏡」
■コラム
[book trek]
逢坂剛「墓石の伝説」
いしいしんじ「白の鳥と黒の鳥」
[会心の買い物]
三崎亜記「安住の地」
[癒しのスポット]
上橋菜穂子「我孫子の『中庭』」
[別冊フォトギャラリー]
永田忠彦