登場人物紹介

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湯川 学 ( ゆかわ まなぶ )

   帝都大学理工学部物理学科助教授で、第十三研究室に属している。草薙刑事が持ちこんでくる不思議な謎を次々に解き明かし、刑事たちから「ガリレオ先生」と呼ばれるようになった。一見優男に見えるが、学生時代はバドミントン部のエースとして鳴らしていたこともあるスポーツマンだ。ただし社交的な性格ではなく、特に子供に接するのは苦手である。コーヒー好きだが、淹れ方に拘るほうではなく、いつもインスタントコーヒーを飲んでいる。

草薙俊平 ( くさなぎしゅんぺい )

   警視庁捜査一課の刑事で階級は巡査部長。帝都大学社会学部出身で、湯川とはバドミントン部で知り合った。しばらく交流のない時期が続いたが、怪現象がきっかけで湯川との旧交が復活、以降はオカルトめいた事件が起きるたび研究室に知恵を借りに来ている。湯川に女っ気がないことをしばしば揶揄するが、自分も恋人のいない独り者で、1DKの部屋は散らかり放題である。ジャイアンツファンで、愛車は黒のスカイライン。喫煙者である。

内海 薫 ( うつみ かおる )

   「落下る」で初登場した、警視庁捜査一課の刑事。警察官にしては小柄な体格である。性格は攻撃的な面が目立つため、先輩の草薙俊平にはやや煙たがられている。女性だからという理由で特別扱いされることを嫌い、愛車も四駆車のパジェロである。観察眼は非常に優れており、『聖女の救済』では関係者の些細な動作から真犯人を直感した。だが草薙と意見が対立してしまい、湯川の力を借りながら独自の動きで犯人を追いつめていくことになる。

間宮警部 ( まみやけいぶ )

   「燃える」で初登場。警視庁捜査一課係長で、草薙の班長である。ずんぐりとした体格で首も短い。顔つきは温厚だが、目にはそれなりの鋭さがある。「刑事というよりも、仕事のたしかな職人という雰囲気のある人物」と初登場時に紹介された。無駄口を嫌う性格で合理的な考え方をするため草薙は頭の固い人物と考えているが、湯川は「じつに論理的な考え方をする」と評価している。「絞殺る」や『容疑者Xの献身』などにも顔を出している。

間宮班の刑事たち ( まみやはんのけいじたち )

   草薙の後輩には小塚刑事(初登場は「転写る」)、根岸刑事(同「爆ぜる」)、牧田刑事(同「夢想る」)らがおり、このうち「霊視る」 「絞殺る」などにも登場する牧田刑事が今のところいちばん出番が多い。また『容疑者Xの献身』では岸谷刑事が初登場した。草薙の一つ年上には弓削刑事がおり、「離脱る」で初登場した。彼は捜査にあたりながら、早口で思いついたことを喋りまくる癖があり、それが仲間の刑事たちの楽しみにもなっている。

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