大宅壮一ノンフィクション賞 最新情報

第47回大宅壮一ノンフィクション賞は書籍部門は堀川惠子さん/雑誌部門は児玉博さんに決定しました!(平成28年)

第47回大宅壮一ノンフィクション賞の選考委員会が4月6日(水)午後3時より「日本外国特派員協会」にて開催され、下記候補作品の中から書籍部門は堀川惠子さん『原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年』、雑誌部門は児玉博さん「堤清二 『最後の肉声』」が授賞作に決まりました。

書籍部門 堀川惠子さん

書籍部門 堀川惠子さん

雑誌部門 児玉博さん

雑誌部門 児玉博さん

書籍部門

候補者名 候補作 出版社
井上 卓弥(いのうえ たくや) 満洲難民 三八度線に阻まれた命 幻冬舎刊
小野 一光(おの いっこう) 殺人犯との対話 文藝春秋刊
清武 英利(きよたけ ひでとし) 切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか 講談社刊
堀川 惠子受賞(ほりかわ けいこ) 原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年 文藝春秋刊

雑誌部門

候補者名 候補作 掲載誌 月号
石井 光太(いしい こうた) シリーズ 奈落の子供たち
(「足立区『マネキン偽装』虐待死事件」ほか)
新潮45  15年6月号、8月号、16年1月号
児玉 博受賞(こだま ひろし) 堤清二 『最後の肉声』 文藝春秋 15年4月号~6月号
森 功(もり いさお) 総理の影 菅義偉の正体 SAPIO 15年6月号~11月号
山口 敬之(やまぐち のりゆき) 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた! 週刊文春 15年4月2日号

書籍部門

井上 卓弥
1965年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。90年毎日新聞社入社。外信部、東京社会部、「サンデー毎日」編集部、東京学芸部書評担当デスクなどを経て、現在、学芸部編集委員。2000年からローマ特派員を務め、バチカン、パレスチナ紛争などを取材。03年のイラク戦争では米海軍に従軍。「サンデー毎日」では09年政権交代前後の政治全般を担当。
〈作品〉書籍(いずれも取材班の一員として)『縦並び社会』(毎日新聞社会部著)2006年毎日新聞社刊。『脱米潮流』(毎日新聞外信部著)06年毎日新聞社刊。
小野 一光
1966年、福岡県北九州市生まれ。西南学院高校卒業。雑誌編集者、雑誌記者を経てフリーライターに。95年、『完全犯罪捜査マニュアル』(太田出版)を刊行。
〈作品〉書籍『東京二重生活 風俗嬢の「昼の顔」と「夜の顔」』1999年集英社刊。『家族喰い 尼崎連続変死事件の真相』2013年太田出版刊=第36回講談社ノンフィクション賞候補。『震災風俗嬢』16年太田出版刊など。
清武 英利
1950年、宮崎県生まれ。75年読売新聞社入社。社会部次長、中部本社社会部長、東京本社編集委員を歴任。2004年巨人軍球団代表。11年11月、解任。14年『しんがり 山一證券 最後の12人』で第36回講談社ノンフィクション賞受賞。
〈作品〉書籍『会長はなぜ自殺したか 金融腐敗=呪縛の検証』(読売新聞社会部著)1998年新潮社刊。『会社がなぜ消滅したか 山一証券役員たちの背信』(同著)99年新潮社刊。『「巨人軍改革」戦記』2011年新潮社刊。『巨魁』12年ワック刊。『しんがり 山一證券 最後の12人』13年講談社刊。『「同期の桜」は唄わせない』13年ワック刊など。
堀川 惠子受賞
1969年、広島県三原市生まれ。広島大学総合科学部卒業。広島テレビ放送記者・デスクを経て、2005年からフリーとしてドキュメンタリー制作やノンフィクション執筆に取り組む。個人として10年第9回放送人グランプリ、11年放送ウーマン賞2011、13年第1回守屋賞などを受賞。
〈作品〉書籍 『死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの』2009年日本評論社刊=第32回講談社ノンフィクション賞受賞。『裁かれた命 死刑囚から届いた手紙』11年講談社刊=第10回新潮ドキュメント賞受賞。『永山則夫 封印された鑑定記録』13年岩波書店刊=第4回いける本大賞受賞。『教誨師』14年講談社刊=第1回城山三郎賞受賞。『原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年』15年文藝春秋刊=第15回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞など。

雑誌部門

石井 光太
1977年、東京都世田谷区生まれ。2005年、『物乞う仏陀』(文藝春秋刊)でデビュー。
〈作品〉書籍 ノンフィクションの代表作に『絶対貧困 世界最貧民の目線』2009年光文社刊、『遺体 震災、津波の果てに』11年新潮社刊、『浮浪児1945‐ 戦争が生んだ子供たち』14年新潮社刊など。他に児童書『ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。 マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』13年ポプラ社刊、小説『蛍の森』13年新潮社刊など著書多数。
児玉 博受賞
1959年、大分県佐伯市(旧南海部郡鶴見町)生まれ。85年に早稲田大学卒業後、フリーランスとして活動。
〈作品〉書籍『真説 バブル 宴はまだ、終わっていない』(日経ビジネス編著)2000年日経BP社刊、『幻想曲 孫正義とソフトバンクの過去、現在、未来』05年日経BP社刊、「“教祖”降臨 楽天・三木谷浩史の真実」05年日経BP社刊。
森 功
1961年、福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。新潮社勤務などを経て2003年1月よりフリーランスのノンフィクション作家として活動を開始。
〈作品〉書籍『黒い看護婦 福岡四人組保険金連続殺人』2004年新潮社刊。『許永中 日本の闇を背負い続けた男』08年講談社刊。『泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴』11年文藝春秋刊。『なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか 見捨てられた原発直下「双葉病院」恐怖の7日間』12年講談社刊=第44回大宅賞候補。『紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う』15年幻冬舎刊。『日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈』15年文藝春秋刊など。
山口 敬之
1966年生まれ。東京都渋谷区出身。90年、慶應義塾大学経済学部卒業。同年TBSに入社し報道局配属。報道カメラマン、ロンドン支局、社会部(警視庁、運輸省担当など)、政治部(官邸キャップ、自民党・外務省担当など)、「報道特集」などを経て、2013年8月からワシントン支局長。15年3月、候補作の題材である「米公文書が記録したベトナム戦争当時の韓国軍慰安所」の発表方法をめぐってTBSと見解の相違があり、同年4月に出勤停止15日の処分を受けると同時にワシントン支局長を解任され、営業局に異動。16年5月TBS退職予定。
〈作品〉2015年までの全ての取材成果はTBS報道局名義で発表。「安倍総理辞任のスクープ」が07年度新聞協会賞(編集「ニュース」部門)候補となる。

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