文藝春秋 採用採用案内2018

文藝春秋SPECIAL

自分の頭でものを考える、大人の読者に向けた活字中心の季刊オピニオン誌

担当者が選ぶ2016イチオシ企画

書籍化でベストセラーに

 中国は誤った外交政策を突き進んでいる――。世界的な戦略家エドワード・ルトワック、広大なユーラシアから中国を見る楊海英の両氏の論考は「文藝春秋SPECIAL」読者の高い支持を集め、ベストセラー『中国4・0』(文春新書)や『逆転の大中国史』(文藝春秋)として結実しました。文庫化もされた『大戦国史』は、すれからしの戦国ファンをも満足させる一冊。好評連載中の山内昌之さんと佐藤優さんの「大日本史」は近代日本のあゆみをまったく独自の視点で描き出します。

編集長メッセージ

「情報の森」にあらまほしき「案内人」

「文藝春秋SPECIAL」は季刊のオピニオン誌です。三ヵ月に一度、基本的にはひとつのテーマを徹底的に掘り下げて、さまざまな角度から論じていきます。たとえば天皇特集ならば、この一冊を読めば、いまの皇室をめぐる論議の要点が押さえられ、知的興奮も得られる、そんなお得な雑誌なのです。
 最近の特集を列挙してみると戦国時代、中国、日本企業……一見、脈絡のないラインナップに思えますが、いずれも掘り下げていくと、現代の私たちが直面している問題に突き当たる。それが「文藝春秋SPECIAL」の面白さだと自負しています。歴史を遡り、世界を俯瞰し、ネットや新聞などにはない視点からものごとを照らし出す。

 現代は、好奇心の強い読者にはとても便利な時代だと思います。インターネットの情報量は言うまでもなく、書店をのぞけば膨大な書物で溢れかえっている。しかし、その巨大な「情報の森」もあまりにウッソウと繁りすぎて、なんだか薄暗く、どこに何の木が生えているのか、その木の実が甘いかすっぱいか、よく分からない。そこで必要なのは「森の案内人」です。森の植生、歩きやすい道、風通しのいい場所を案内し、裏道、隠れ家、穴場に連れて行ってくれる。それが、この時代の雑誌の役割のひとつだと考えています。

 そんな雑誌作りのもととなっているのは、雑談。そして雑読です。筆者の方々との会食の折、ふと語られた「余談」から、新たなテーマが引き出される。新聞の見出しを眺めているうちに、昔開いた書物のフレーズが語りかけてくる。それを編集部に持ち帰っては、いつ終わるともない雑談に耽るうちに、おぼろげにプランが形をなしてくる……。珍説奇論も大歓迎、百家争鳴の賑わしさが本分の雑誌です。知的な騒々しさを愛する人にドアを叩いてもらいたいと願っています。

うず高く積まれた書籍の山に囲まれて企画を練る。次の特集テーマはいかに……。

「文藝春秋SPECIAL」編集長
前島篤志

  1年目 「週刊文春」編集部
10年目 「文藝春秋」編集部
20年目 「週刊文春」編集部
2014年から現職