文藝春秋 採用案内2018

営業局

自社刊行物を「売る」
商品と販売現場に精通したプロフェッショナル集団

担当者が選ぶ2016イチオシ企画

〝初モノづくし〟の2016年

 250万部の大ベストセラー『火花』の翌年にあたる2016年は、販売にとって〝初モノづくし〟といえる一年でした。
 正月元旦のセブンイレブン限定『週刊文春Woman』発売から始まり、宮下奈都さんの『羊と鋼の森』では悲願の本屋大賞受賞、8月には芥川賞の『コンビニ人間』で文芸書初のコンビニ著者サイン会を開くなど、2016年は〝初モノづくし〟の販売方法でどれも大きな部数に繋げることができました。
 出版不況のなか、販売もこれまでとは違う新たな試みを迫られています。2016年の大晦日には、百田尚樹氏の新刊を全国一斉発売という、これも初の試みを局内一丸となって取り組み実現しました。(担当:K)  小説の主人公とともに、村田沙耶香さん自身もコンビニでバイト中であったことにちなみ、サイン会は都内のセブン‐イレブン店舗内で行われた。

志望者のみなさんへ

ふたつのベストセラー

 2016年は弊社刊行の文芸書2作品が話題をさらいました。
 一つ目は『羊と鋼の森』(宮下奈都著)。これは2015年9月に初版6500部という小部数で書店店頭に。
 発売当初は目立った動きは無く、作品の内容にも似て静かに実売部数を積み上げていました。
 そこに「王様のブランチ」に著者出演の朗報が飛び込み、2刷5000部を決定しました。放送後、爆発的な動きは見られませんでしたが、ゆるやかに売れ行きは上昇、営業部としては粘り強い販売促進体制を敷き、年末までに累計5刷3万部弱までこぎ着けました。
 その間、書店員のファンは拡がり、読者の評価は日増しに高まる一方。
 そこで編集・宣伝プロモーション・営業が一丸となって本書をさらに売り出すことを決定。2016年1月、まだ「本屋大賞」の候補作にもなっていない段階で、大胆にも8刷3万部をかけて勝負することになりました。
 その結果、第13回「本屋大賞」を見事射とめて、現在累計50万部のベストセラーに大化けしました。

数多くのライバル書籍が並ぶ書店の棚では、内容や読みどころを視覚的に伝えるPOPが、販売促進の重要なツールのひとつ。  一方、『コンビニ人間』(村田沙耶香著)は、2016年7月19日、第155回芥川賞受賞の一報を受けて、初版6万部、翌日2刷4万部の大部数を決定しました。
 直木賞と違い芥川賞は実売部数4~5万部ほどが多く、実質10万部という強気の部数設定がどうでるか? 緊張の発売当日、書店POSは一気に跳ね上がり発売から1か月で6刷35万部に達して、その後も版を重ね、現在12刷52万部を記録。
 二つの作品は「小さく生んで大きく育てる」「大きく勝負して流れに乗せる」という成功事例となりました。
 リスクを取りながらも、営業として最も肝要なことは、作品に対する思い入れとマーケットに対するアンテナ。私たちと一緒に、若い皆さんの情熱と感性で、よりたくさんの話題書を送り出しませんか。

営業局長
山本喜由

  1年目 書籍・雑誌営業部
10年目 書籍営業部
20年目 雑誌営業部
2014年から現職