アジア諸国でも大人気の
『盲導犬クイールの一生』
アジアでの反響を版権の担当者からご報告!
左から台湾版、韓国版、中国版「盲導犬クイールの一生」。
出版4天狂賣 10,000本,火速再版!
──これは『盲導犬クイールの一生』台湾版『再見了,可魯』(台湾国際角川書店刊)の帯に印刷されたあおり文句です。
2002年4月11日に発売、現在四刷り、累計で二万五千部が発行されました。日本と同様に出版不況に悩み、コミックを除けば契約した書籍は残念ながらせいぜい三千部で初版止まりというケースが多い中、これは異例中の異例な大ヒットです。

台湾版の出版には、こんなエピソードがありました。
上智大学に留学経験のある台湾角川に勤務する若い女性編集者が、台北市内の地下鉄で日本語版の『盲導犬クイールの一生』を読んでいたところ涙が止まらなくなり、周囲にいた乗客がどんな本を読んでいるのか、と尋ねてきたそうです。 彼女が説明して写真を見せると、 是非とも台湾でもその本を出版して欲しいと言われたとのこと。 彼女自身何度読んでも泣けて泣けてしようがないほど感動し、 どうしてもこの本を出版したいと願ってオファーを出し、 台湾での翻訳出版が実現したものです。

少し遅れて2002年5月に韓国版(大山出版社刊)が出版されました。
5月末に開かれた北京国際図書展示会では中国の各出版社が評判を聞きつけ、 ブックフェア開催中に四社、帰国してからも更に二社から追加のオファーがありました。 なにしろ人口が多いだけに、こちらも多大な部数が期待できそうです。
その他に、シンガポール・マレーシアからもオファーが来ています。 東京ブックフェアでは、インドネシアの出版社の編集者も関心を示していました。

台湾こども版
2002年12月発売
本の中にも書かれていたように日本では欧米に比べて盲導犬が不足していますが、
アジア諸国では日本以上に盲導犬が不足しています。
この本をアジア諸国で一人でも多くの読者に読んでもらって 感動を分かち合うとともに、
視覚障害者に対する福祉増進の一助になれば望外の喜びです。
(版権業務部 担当者)
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