高円寺ヒロさんより

 『告白』の第1章を読みはじめた瞬間から「かなえワールド」の虜となっていた。
ひとつの事件をそれぞれの主人公の目線で描いていき、徐々に真相が明らかになっていく。
ジグソーパズルのような作品が読み手を一気に「かなえワールド」に引きずり込む。
  ところが、この作品はそんな平面のパズルではなく、いわばルービックキューブのような立体的な
目線で描かれた「3D作品」である。セカンドステージの始まりにふさわしい作品だ。