こんにちは! 担当編集その二、Bです。
ご存知の方もおいでかと思いますが、『三匹のおっさん』は「別冊文藝春秋」にて一年間連載された作品です。なので一応、Aが単行本担当で、Bは連載時の雑誌担当ということで二人そろって有川さんと須藤さんにお世話になっている次第です。
有川さんの最新情報(書店廻り、ご取材情報などなど)は先輩Aがびしっとレポートしてくれるはずですので、わたくしBは連載時のこぼれ話などをお届けしていきたいと思っております。須藤さんから有川さんへ贈られたステキな箱のお宝画像や、現在更新中の対談「おっさんLOVEを語る」の裏話などなどアップしていく予定ですので、どうぞちょくちょくお立ち寄りくださいませ。
『三匹のおっさん』のそもそもの始まりは、思い起こせば2007年秋のことでした。
梅田でお目にかかった有川さんから「時代劇のフォーマットを現代に持ち込んで」「退職後のおじさんが自警団を組む」というアイデアを初めて伺ったのです。これまでとまたがらりと変わった設定を意外に感じつつ、でも考えてみれば宮じいや玄田隊長の生みの親である有川さんが書く「おっさん」が面白くないわけがない! 「ぜひぜひお願いします」というわけで、打合せから間をおかず届いた第一話を読み「やっぱり!!!」と期待が確信に変わったことは言うまでもありません。
キヨ、シゲ、ノリにすっかり心つかまれ、年明けの連載開始にむけて「三匹にぴったりな扉絵はどんなのがいいかな?」と、Bがなけなしの頭をフル回転させていた12月のある日、有川さんから天啓のようなメールが。
「“じーばー”に愛がある須藤真澄さんにお願いできたりしないでしょうか」
――強力タッグ誕生の瞬間です。
その後、まずは漫画誌編集部に電話して(年末進行の修羅場中にすみませんでした)須藤さんに取り次いでいただき(同、すみませんでした)、年の瀬に奇跡のようにトントン拍子でお話が進み、お年玉のように届いたFAXがこちらです↓
悶絶。この素晴らしいキャラクター・デザインにただ悶絶です。一枚の絵を前に、有川さんもBもきゃぁきゃぁと女学生化してひとしきり長電話。そしてその後も扉絵が届くたびにほぼ毎度、女学生化が繰り返されることになるのでした(笑)