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風のはじまるところ [きみ去りしのち] 重松 清
三人はお盆の島原を訪れていた。旅の最後に見えたものは
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鬼童(きどう) [百鬼夜行 陽] 京極夏彦
僕は人でなしだ──動かない母の横で、冷や飯を貪る僕は
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鬼ヶ島 [源内なかま講] 高橋克彦
桃太郎の鬼退治伝説が残る島には、財宝が隠されている!?
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花結び [とびきり屋見立て帖] 山本兼一
桂小五郎から預かった書状。それを隠した茶壺が騒動に……
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月渓の恋 [夜半亭有情] 葉室 麟
蕪村の弟子月渓は、知り合った娘を応挙に紹介したが……
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陳平 [楚漢名臣列伝] 宮城谷昌光
才能と美貌がありながら、貧乏で出世が閉ざされた陳平は──
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お玉 [女占い十二か月] 杉本章子
雪絵の恋の行く末をそっと見つめるお玉の瞳に映ったものは
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静人日記 天童荒太
悼む旅の途中で会った彼女との約束の日が近づいていた
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抱卵の子 [新・御宿かわせみ] 平岩弓枝
千春が人質になった。麻太郎と源太郎は真夜中の九段坂上へ