オール讀物

2007年7月号 /6月22日発売 / 特価940円(本体895円)
グラビア
警察ドラマ黄金期/桜庭一樹/大沢在昌
警察小説特集――事件が「現代」を炙りだす
大沢在昌ぶんぶんぶん
あの「らんぼう」の最凶コンビ、イケとウラが久しぶりに大暴れ
池井戸潤 スジ読み
ホーム転落死事件を追う刑事たちを描く、著者初となる警察小説
佐々木譲 オージー好みの村
オーストラリア人で溢れる冬のニセコで、一人の女性が殺された
永瀬隼介 父子鷹
三代続く伝説の警官一家、その重圧に耐え続けた男の哀しい末路
柴田よしき 朱鷺の夢
被疑者確保を命じられ、過疎の村に送り込まれた岳彦だったが…
赤川次郎 愛に渇いて
高原を訪れた宇野と夕子。そこに過去を抱えた人妻が現れて
禿鷹的警察小説論 逢坂剛 先駆者が語る小説の作り方。キーワードは想像力とキャラクター
丸谷才一
月とメロン 日本で最も好ましくない医者
東海林さだお
男の分別学 鼻の穴考
長部日出雄
新・紙ヒコーキ通信 この落語家も本物です
松たか子
父と娘の往復書簡 忘れられないひと月
第60回 日本推理作家協会賞発表
【長編および連作短編集部門受賞作】
桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』
受賞第一作
桜庭一樹五月雨
昭和六十年、都内の老舗ホテルには、二人の作家が泊まっていた
【短編部門】受賞作なし
【評論その他の部門受賞作】
小鷹信光『私のハードボイルド/巽 昌章『論理の蜘蛛の巣の中で』
鹿島 茂 とは知らなんだ
酒井順子 マナーのつづら
人気イラストエッセイ
伊藤理佐 妙齢おねいさん道
進化し続ける天才少女の言葉!
九〇枚
浅田真央、
明日に浮かぶ橋
 
宇都宮直子
特別対談 日本人の魂を掘る
五木寛之×大塚初重
高松塚の解体、邪馬台国…。
考古学は「今」と「人」を映す鏡だ
追悼 藤原伊織
小池真理子……バイバイ、伊織さん
黒川博行……いおりんのこと
宮部みゆき……いつも楽しかった
翼賛選挙が無効になった日
裁判百年史ものがたり
夏樹静子
昭和史の名将たち
伊藤整一と小沢治三郎
半藤一利 vs.保阪正康
池波正太郎「食べ物日記」
(昭和四十三年夏) ◎随想…花田紀凱
好評連載
東野圭吾聖女の救済
西村京太郎奇祭の果て
天童荒太悼む人
津本陽孤塁の名人
小誌期待の新人
吉永南央(なお)クワバラ、クワバラ
古材を買うため見に行った旧家は、ひねくれ者の秀子の実家で…
実力派による短篇小説のカタルシス
森 絵都ハチの巣退治
ロンドンの空が晴れた日、ボスは虫歯の治療を決心した。そして
熊谷達也稲穂の海
「減反政策」という突然の国策に戸惑う、東北の米農家の悲哀
出石尚三 絶品みなと食堂
花村萬月 草臥し日記
桐山秀樹 ほてる千夜一夜
能登歴史紀行
〜星と古代ロマンを求めて 田口ランディ
●1000字コラム
いしかわじゅん ああ、大散財!
木村紅美 OH! マイヒーロー
高田実彦 ちょっといい話

●OORU COMICS やくみつる
●本のページ
ブックトーク
桐野夏生/重松清/江國香織/角田光代/貫井徳郎/藤本ひとみ
偏愛読書館 三舩優子
人情小説特集――いつの世にも変わらぬものがある
諸田玲子 きらら虫
再開!あくじゃれ瓢六
家宝の屏はどこへ? 長雨つづきの江戸に、瓢六が帰ってきた
宇江佐真理 明烏
あの時、違う道を選んでいたら? 運命の分かれ道で戸惑うお文
山本一力 いわし雲
話題の塩温泉に喜八郎を誘い出した政八。困り果てている理由は
佐藤雅美 死罪覚悟の入墨者の自訴
立ち寄った旅籠で盗難騒ぎが…。何かを隠す男に桑山十兵衛が迫る
新・御宿かわせみ
平岩弓枝 江利香という女 「かわせみ」に滞在する絵師の夫婦には何やら曰くがあるようで
短歌(武田弘之)/俳句(高橋睦郎)
囲碁(大竹英雄)/将棋(近藤正和)
オール談話室
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オール読物推理小説新人賞募集要項

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曽野綾子 「終わりは、初めへ」