2005年12月号 / 11月22日発売 / 特価900円（本体857円） ■丸谷才一＊双六で東海道　男女の仲 ■佐藤愛子＊まだ生きている　誕生日の感懐 ■井上ひさし＊ボローニャ紀行　そのとき、坊やは、背後から射たれた 特集　歴史・時代小説百花繚乱　読み切り八編 林 真理子＊本朝金瓶梅 さるお殿さまに、江戸一の美女を探すよう頼まれた慶左衛門だが 乙川優三郎＊悪名（あくみょう） 役職を失い落魄しても多野のいる茶屋へ通ってくる男の真情は？ 畠中　恵＊柿の実を半分 小金持ちの質屋に娘と称する若い女が現れ、ひと騒動持ち上り… 夢枕　獏＊花占の女（はなうらのひと） 主人が行方知れずになった菊屋敷に毎夜現れるという女の正体は 東郷　隆＊小猿主水（こざるもんど） 但馬国出石に伝わる奇態な猿面の兜。そこに秘められた男の奇譚 杉本章子＊五月の空の下 絶縁された米次郎、手代頭をやめた助四郎は信太郎に恨み骨髄で 佐藤雅美＊因果の小車 外房の村にやって来た十兵衛。網元から意外な訴えを聞かされて 北原亞以子＊あこがれ “私”を手に入れた太り過ぎの変わり者は田沼意次郎邸に連れて行き 歴史の“影の立役者”たちを論じた白熱の三時間 鼎談 日本の軍師ベスト10 津本　陽×宮城谷昌光×半藤一利 新シリーズ 時代小説で読む日本史　末國善己 黒鉄歴画　西郷　黒鉄ヒロシ 若い愛人への嫉妬に苦しむ初老の男。 これぞ官能小説！ 勝目　梓＊敗　北 片山は美弥子の痴態に色濃く残る他の男の影に心が乱れて… 東海林さだお　男の分別学　喜ぶ人々 長部日出雄　新・紙ヒコーキ通信 ワイン界の二人のカリスマ 鹿島　茂　とは知らなんだ　高貴な青、淫らな青 久世光彦　遊びをせんとや生れけむ ヰタ・セクスアリス 静かな、そして確かなブーム 東京大阪 立ち呑み漫遊記　勝谷誠彦 何故に立ち呑むか　ぐう〜の音　大田垣晴子 エッジをきかせ現代を描くエンターテイメント 藤本ひとみ＊超メトロセクシャル 南仏の古城に仕掛けられた危い罠…もつれあう男女の恋の行方は 五條　瑛＊EDEN　シリーズ完結編 政治・思想犯の矯正施設で大暴動が発生。静観する所長の狙いは？ 石田衣良 ＊池袋フェニックス計画<後編> 池袋ウエストゲートパーク 池袋を“浄化”しようとする計画を阻止すべくマコトが立ち上がる 赤瀬川原平　頭からウロコ 花村萬月　草臥し日記 杉浦成樹　時代を駆けた歌 桐山秀樹　ほてる千夜一夜 シリーズ「土地の記憶を歩く」5 北海道　炭鉱の町の廃墟を訪ねて 小川洋子 「かつて何かであった場所」で感じる近い過去―― 日本一監督をゲストに迎えて 話題の監督を徹底分析！ 新時代の理想の監督像 権藤　博×海老沢泰久×逢坂　剛 好評連載 津本　陽＊随一の大将　獅子の系譜 山本一力＊撃て、都鳥　背負い富士 勘三郎・新たな十年への「こだわり」 関　容子 ●1000字コラム 橘　玲　ああ、大散財！ 古処誠二　OH!マイヒーロー 矢野誠一　ちょっといい話 ●OORU COMICS　コジロー／とり・みき ●本のページ ブックトーク浅田次郎／桐野夏生／姫野カオルコ 偏愛読書館　土井敏之 企業小説の人気作家本誌初登場 『巨大投資銀行』著者が描く 投資会社vs.守旧企業の攻防 黒木　亮＊カラ売り屋 粉飾企業の株価を暴落させて儲ける男が次に目を付けたのは 辣腕銀行マンが挑む、 「勝ち組」経営者の謎の倒産劇 池井戸潤＊非常出口 火災事故で倒産したはずの神室電機の決算書に隠された秘密 大手通信会社の人事スクープは なぜ幻に終わったか 江上　剛＊五分の魂 「スクープを差し上げますよ」と福山に言われた記者の勝木は 短歌（武田弘之）／俳句（高橋睦郎） 囲碁（大竹英雄）／将棋（近藤正和） オール談話室 オール讀物新人賞・推理小説新人賞募集要項 おしまいのページで 陳舜臣　タージ・マハル