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一冊の本が人生を変える
文藝春秋11月臨時増刊号 特別版
9月28日発売 / 定価1000円(本体952円)
■巻頭エッセイ
田辺聖子 わが生涯の一書/大岡信 「誰が鬼に食われたのか」印度童話の魅惑
中井久夫 これらの切れ端を私は廃墟に対抗させた
■書棚拝見
櫻井よしこ
 政治家は歴史書を読みなさい
藤原正彦
 読書文化の復興こそが国を救う
鳥居民
 図書館に通い、書斎に籠もる日々
和田誠
 一冊まるごとに愛情をこめて
■特別読物
消えた文学全集
池内紀 幼い者たちの書斎〈少年少女世界名作全集〉
出久根達郎 文学全集の愛称
神津康雄
一旧制高校生の読書生活
脳を柔軟にする100冊 バカの壁を作らない読書法 養老孟司
固定観念を覆し、常識を疑え。しかし真っ赤な嘘の中にも真実は隠されている──
“養老流”本の選び方とおすすめ本100冊をご紹介
■鼎談
決定版・世界文学全集を編集する 丸谷才一 三浦雅士 鹿島茂
世界文学全集の姿が消えて久しい。文学の危機を憂う三人が、新たに作ろうと一堂に会した
■最後の一冊 死ぬ前に読みたい本
赤瀬川原平
谷内六郎の画集
本間千枝子
『葛飾の女』芝木好子
安西水丸
『鏡の中の夕焼げ』村上春樹
松山 巌
『宮本常一写真・日記集成』
南伸坊
字が大きい本
藤堂志津子
『ぼくんち』西原理恵子
呉 智英
『論語』
谷沢永一
『宇宙像の変遷』村上陽一郎
嵐山光三郎
『琶蕉句集』
土屋賢二
『マントヒヒの飼い方』
中条省平
『落語鑑賞』安藤鶴夫
亀和田武
『楡家の人ぴと』北杜夫
海老沢泰久
『民族史観における他界観念』
折口信夫
清水義範
『明暗』夏目漱石
永江 朗
『アイヌ叙事詩 ユーカラ』
江國香織 子供の本に会いに行こう 美智子皇后『子供時代の読書の思い出』に寄せて
柳田邦男 大人が絵本に涙する時
■大特集 私を変えた一冊、支えた一冊
直木孝次郎
人間いかに生きるべきかを学んだ
シェンキェーヴィチ『クオ・ワディス』
小尾信彌
宇宙との衝撃の出会い
ハッブル『星雲の宇宙』ほか
堀田 力
絶望をいやす絶望の書
キルケゴール『死にいたる病』
帯津良一
死を手繰り寄せる書
青木新門『納棺夫日記』ほか
鎌田 實
生きる力とヒントを与えてくれた本
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
岸本葉子
体験から受けとるもの
吉田満『病床断想』
山崎章郎
私の聖書
キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』ほか
細谷亮太
「なーんだ、おんなじじゃん」
『シュヴァイツァー伝』
椎名 誠
二冊の探検冒険の本
ヘディン『さまよえる湖』
ペルヌ『十五少年海流記』

吉村作治
伝記に導かれた人生
カーター『ツタンカーメン王のひみつ』
田部井淳子
極限状況から生還した人々
クラカワー『空へーエヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」ブクレーエフ、デウォルト『デス・ゾーン8848M』
山極寿一
人類学、アフリカ学への誘い
伊谷純一郎『ゴリラとピグミーの森』
金子兜太
感性の硬直に逆らう
俳誌『成層圏』
紀野一義
果し合いの気合で本を読む
山本周五郎『虚空逓歴』ほか
木田 元
人間の魂の奥深さ
ドストエフスキー『悪霊』
阿部謹也
ハインペルとの出会い
ハインペル『人間とその現在』
野田正彰
タンカーで読んだヤスパース
ヤスバース『精神病理学総論』
中島義道
僕はもうじき死んでしまう
カミュ『カミュの手帖』
鎌田浩毅
理系の論語
『論語』
福原義春
ラ・ロシュフコオの衝撃
ラ・ロシュフコオ『箴言』
櫻井孝頴
「そう考えるだけでも楽しいじゃないか」
ヘミングウェイ『日はまた昇る』
日下公人
私にとっての「聖書」
ゾンバルト『恋愛とぜいたくと資本主義』
天外伺朗
「燃える集団」と「フロー」
ベリッツ、ランドストロム『バワー・オブ・フロー』
山折哲雄
友情物語の古典
山本周五郎『さぷ』
村上陽一郎
漱石と私
夏目漱石『彼岸過迄』
夏目房之介
人生の静かなスローガン
吉本隆明『前衛的コミュニケーションについて』
佐野 洋
独逸娘の言葉
朝日新聞『ヒットラ来り去る』
畑村洋太郎
社会の中での役割を知る
『きけわだつみのこえ』
阿久 悠
毎朝の楽しみ
石坂洋次郎『青い山脈』
藤本義一
『李陵』が舞い下りてきた
中島敦『李陵』
玄侑宗久
少年の神話、そして豊かな落差
北杜夫『幽霊』
千住 博
ここで死んでもいい風景
村上春樹『羊をめぐる冒険』
磯田道史
人生において大切なこと
岡谷繁実『名将言行録』
ますいさくら
焼き尽くす季節に
谷川俊太郎『ビリイ・ザ・キッド』
中村桂子
ケストナー流の生き方
ケストナー『ふたりのロッテ』
水村美苗
布の効用
パーネット『小公女』
野口悠紀雄
「君は反動的で知的に遅れている」
ホバー『歴史主義の貧困─社会科学の方法と実践』
児玉 清
人生最初の転換期となったドイツ文学科
ツヴァイク『チェスの話』
江畑謙介
「人生の主体的行動」を決意
都筑卓司『不確定性原理─運命への挑戦』
竹内久美子
まさに一期一会
ドーキンス『利己的な遺伝子』
後藤正治
自身の〈位置〉をまさぐれ
石原吉郎『望郷と海』
金森 修
本は人生そのもの
二ーチェ『ツァラトゥストラ』
与那原恵
彼は消えるが、あとには夢が残るだろう
種村季弘『べてん師列伝 あるいは制服の研究』
大竹昭子
ギリシャの安宿の本箱
谷崎潤一郎『台所太平記』
池内 恵
割れた頭の縫い合わせかた
『コーラン』
読書案内
読む前に読むべき本 東谷暁
おしまいのぺージで
一冊に向かって老いる 徳岡孝夫
編集だより
コラム
人、本に出会う 岡崎武志
「灯台」としてその人を/青春期に出会ったあの一冊/運命と世の中を変えた一冊/魂のリレー/思いがけない本との出会い
好評既刊
ああ、結婚!
おお、夫婦!
教育の力を取り戻す
私が愛する日本
心と身体の処方箋
司馬遼太郎ふたたび
一冊の本が
人生を変える
昭和と私
言葉の力
夏目漱石と明治日本
和の心 日本の美
犬のいる人生
犬のいる暮らし
生きる知恵
生きる力
大養生
桜 日本人の心の花
日本人の肖像
美しい日本語
二人で旅を