• 創作

• 亜美ちゃんは美人　一四〇枚　　　綿矢りさ

  誰からも愛される彼女が本気で好きになった人は……青春の終わりを描きとめた力作

• 惑乱　　　青来有一
• 命からがら　　　大道珠貴
• 癌ふるい　文學界新人賞受賞第一作　　　山内令南

• 《連作開始》
  恋愛は小説か　　　片岡義男
  私鉄の駅。午後のコーヒー。向かい合うふたり。そして物語が始まる。連作短篇第一話

• 評論

  「無頼派」の戦中・戦後　　　高澤秀次
  ――石川淳の“政治小説”を中心に

• 連載小説

• 二十世紀博覧会　第三回　　　辻仁成
• モンフォーコンの鼠　第二十八回　　　鹿島茂
• 武曲（むこく）　第二十六回　　　藤沢周
• 路（ルー）　第二十五回　　　吉田修一
• カフカ式練習帳　第十九回　　　保坂和志
• 傾国子女　第十四回　　　島田雅彦

• 正義は常に美徳であるか　　　マイケル・サンデル　
  〔インタビュー・解説〕小林正弥
  日本における最良の理解者が読み解くサンデル教授の「新しい正義論」とは
  

• 哲学散歩　第七回　プラトニズムとユダヤ思想　　　木田元

• エセー

• 傍にいる　　　大井玄
• 怪談を科学する人　　　竹内薫
• 歌の種がこぼれる　　　蜂飼耳
• ひとりあそび　　　花房観音

• 連載評論

• 雑報　　　第七回　砂漠　　　安藤礼二
• ドストエフスキーの預言　第二十六回　行為の神学　　　佐藤優

• 文學界図書室

  堀江敏幸『なずな』（吉田篤弘）／奥泉光『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』（佐藤亜紀）／ハ・ジン『すばらしい墜落』（江南亜美子）／
• 著者インタビュー　　　沢木耕太郎『あなたがいる場所』

• コラム

• カーヴの隅の本棚　　　鴻巣友季子
• ニッポンの名文　　　山口文憲
• 鳥の眼・虫の眼　　　相馬悠々
• 新人小説月評　　　大串尚代　　　石橋正孝
• Author’s Eyes
  　わたしは娘だった　　　華雪
• 日本全国文学ガイド（6月7日〜7月6日）
• 文學界新人賞応募規定
• 執筆者紹介
• Voice of Animals　　　三沢厚彦
• 詩〈看板〉　　　小池昌代

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