立ち読み
創作
- 芥川賞受賞第一作
WANTED!! かい人21面相 赤染晶子
あの夏、「キツネ目の男」を見た楓とわたし。グリコ・森永事件に想を得た意欲作
- 関門 新連作シリーズ第一回 村田喜代子
- 比良の青春 辻井喬
- 孤島への南下 そらをみてますないてます・連作最終回 椎名誠
- 餞（はなむけ） 勝見洋一
連載小説
- モンフォーコンの鼠 第二十三回 鹿島茂
- 武曲（むこく） 第二十一回 藤沢周
- 路（ルー） 第二十回 吉田修一
- カフカ式練習帳 第十四回 保坂和志
- 傾国子女 第九回 島田雅彦
【新春特別対談】
無謀と倫理 四半世紀を越えて―― 山田詠美 村上龍
作家にとって長年にわたり第一線で書き続けるとはどういうことか。
尊敬しあう二人の対話
エセー
- 記憶力と正岡子規 菅野昭正
- 映画祭悲喜こもごも 黒沢清
- 旅と写真について 管啓次郎
連載評論
- 雑報 新連載第二回 詩 安藤礼二
- 凝視の作法 第十四回 導く視線――清張、カーヴァー、マンダラ 阿部公彦
- きのこ文学の方へ 第十四回 きのこ料理のレシピ 飯沢耕太郎
- ドストエフスキーの預言 第二十一回 対話 佐藤優
総力特集
- 詳報・東アジア文学フォーラム
十二月初旬、日中韓の作家たちが北九州に集った。
その成果を豪華メンバーが多角的に報告する - 【委員長インタビュー】
文学的知性がつなぐ東アジア 島田雅彦 - 【フォーラムを終えて】
対立議論できてこそ 髙樹のぶ子 - 一緒にいられることの幸福 松浦理英子
- 北九州という“アジア”の一角で 川村湊
- 文字ヶ関にて 平出隆
- 個人的な文学の黄昏と黎明 星野智幸
- 「アジア文学」への道 平野啓一郎
- 時代の波にどう応じるか 青来有一
- あらかじめ、奪われてあることの 川上未映子
- 文学の「場」はどこか 岡田利規
- 「作家」の意味 津島佑子
- 【基調報告再録】
ゆったり、まったり行こう 莫言（モー・イェン）
――“貧困と欲望”についての雑感 - 【対談】
映画、文学、そして「詩」 李滄東（イ・チャン・ドン） 青山真治 - 【インタビュー＋掌編小説】
80后世代作家の生き方 蘇徳（ズー・トオ）
甲羅の顔 桑島道夫 訳
文學界図書室
- 佐藤友哉『333のテッペン』（池上冬樹）／小谷野敦『母子寮前』（千野帽子）／ 佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』（國分功一郎）／広小路尚祈『うちに帰ろう』（水牛健太郎）／ アリス・マンロー『小説のように』（江南亜美子）
- 著者インタビュー 長嶋有『祝福』
コラム
- カーヴの隅の本棚 鴻巣友季子
- ニッポンの名文 山口文憲
- 鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
- 新人小説月評 大串尚代 石橋正孝
- Author’s Eyes
深読みこわい 羽田圭介
冬の汁酒 大竹聡
ぼろぼろ 天埜裕文 - 日本全国文学ガイド（1月7日～2月6日）
- 文學界新人賞応募規定
- 執筆者紹介
- Voice of Animals 三沢厚彦
- 詩〈愛こそすべて 2011年頭に〉 高橋睦郎
