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文學界 特集 黒沢清とは何者か/車谷長吉「大庄屋のお姫さま」
2006年10月号 / 9月7日発売 / 定価900円(本体857円)
エセー
さようなら〈狐〉 中野翠 ボルガの夜  ねじめ正一
里山の朗読会  大竹昭子
特集
黒沢清とは何者か
二十一世紀は黒沢を見なければわからない 黒沢清/蓮實重彦
壁と窓、あるいは集積と切断 大寺眞輔
回路は開かれた 樋口泰人
黒沢清の慎み深さが世界の法則を回復する 前田晃一
映画は勝手に生まれる 【『LOFT』をめぐって】 西島秀俊
小説とミイラの恋 山根貞男
映画であるだけで充分怖い 椹木野衣
シネマの記憶喪失 特別版──死体と語らう 阿部和重/中原昌也
創作
大庄屋のお姫さま 車谷長吉 壺のめぐり 松嶋ちえ
誰が見ても人でなし 中原昌也
連載小説
火の島 第十五回 石原慎太郎 ワシントンのうた 第十回 庄野潤三
追悼 吉村昭
【対談】吉村昭と司馬遼太郎 大河内昭爾/秋山駿
にこやかに否(いな)という人 関川夏央
吉村先生の作品を読んで旅にでたことがある。 花村萬月
立体的なリアリズムの誕生 猪瀬直樹
歴史への気配り 野口武彦
連載評論
ニッポンの小説 高橋源一郎
第二十二回 全文引用(承前)
観念的生活 中島義道
第四回 「時の流れ」という錯覚
私のマルクス 佐藤優
第三回 やぶにらみのマルクス像
無意味なものと不気味なもの
春日武彦
第十三回 救われたい気持
歴史のかげに“食”あり
黒岩比佐子
第三回 天皇が初めてホストを務めた日
批評
シアトリカル・シナリー 相克 長谷部浩 思考の遊歩 ケータイのリテラシー 北田暁大
音楽に寄す ショスターコーヴィチの孤独 喜多尾道冬
文學界図書室
◎書評
カレル・チャペック『カレル・チャペックの愛の手紙』(赤塚若樹)/田中和生『新約太宰治』(武田将明)/バリー・ストラウド『君はいま夢を見ていないとどうして言えるのか』(中村昇)/柴田元幸『バレンタイン』(池上冬樹)/郡司ペギオ-幸夫『生きていることの科学』(小泉義之)/小阪修平『思想としての全共闘世代』(千葉一幹)/テリー・イーグルトン『文化とは何か』(伊藤氏貴)
著者インタビュー
高山文彦『ミラコロ』
私の読書遍歴
【第四十回】森山大道
文庫本を求めて 雅
文学まであと少し 田中和生
ただ今、翻訳中 渋谷豊
書店での現象
 最終回《書店員という職業》
コラム
胸の中にて鳴る音あり 上原隆
カーヴの隅の本棚 鴻巣友季子
文芸部ルネッサンス《沖縄県立小禄高等学校》
上機嫌な私 小谷野敦
ニッポンの名文 山口文憲
鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
同人雑誌評 松本道介
新人小説月評 森孝雅・福嶋亮大
日本全国文学ガイド(9月7日〜10月6日)
文學界新人賞応募規定
執筆者紹介/from the artist 内藤礼

詩〈詩を、泣かせるな〉 今井義行
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