文學界

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筒井康隆「ヘル」一挙掲載
[討論]
童貞論
2003年8月号 / 7月7日発売 / 定価900円(本体857円)
エセー
国語と「日本主義」 桶谷秀昭
天下人なき歌舞伎国の現在 水原紫苑
暴力について 田島正樹
創作
長篇 ヘル  筒井康隆
現世と来世がつながり、生と死が恐怖と爆笑のうちに交わる、途方もない小説世界

八月熱 大鋸一正

旅 江國香織
ジャスミン 短期集中連載第六回
辻原登

ドリームタイム
第一話 ウタキの青い蝶
田口ランディ
連載小説
メジロの来る庭 第8回
庄野潤三
こころの王国[17]淋しい遊民
猪瀬直樹
討議
対談
童貞論
小谷野敦/押野武志/赤川学
宮沢賢治から現代人の恋愛まで、セクシュアリティの急所に踏み込む
マンガの現在
呉智英+中条省平
言語化できない世界まで描くマンガはどのレベルに来ているのだろうか?
連載評論
昭和恋愛思想史[7]
恋愛と結婚の新しい形
──宮本百合子、コロンタイ

小谷野敦
映画覚書
覗き見られる運命
阿部和重
味読・愛読 文學界図書室
■書評■宮本輝『約束の冬』(古屋美登里)/【糸+圭】秀実『革命的な、あまりに革命的な』』(千葉一幹)/ 谷沢永一『文豪たちの大喧嘩』(丹野達弥)/村上龍『どこにでもある場所とどこにもいないわたし』(布施英利)/いしいしんじ『プラネタリウムのふたご』(陣野俊史)/高原英理『無垢の力──《少年》表象文学論』』(石川忠司) ◎著者インタビュー
柴田元幸 『サロン・ドット・コム』
夏目房之介 『漱石の孫』

◎文学の徴候
「ライ麦畑」の去勢のために  斎藤環
◎私の読書遍歴(第2回) 茂木健一郎
◎文庫本を求めて(新連載) 狐
コラム
文學界 百年前の今月今夜「二葉亭四迷が北京をあとに帰国する」
吾八
同人雑誌評 勝又浩
新人小説月評 柘植光彦 伊藤氏貴
日本全国文学ガイド(7月7日〜8月6日)
文學界新人賞応募規定
執筆者紹介

扉の詩〈弔獣戯画〉米村敏人
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