◆新連載◆

• 穂先の死　夜の署長II　　　安東能明
  日本一の繁華街歌舞伎町を抱える新宿署には“夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた。人気シリーズ第二弾！

◆小説◆

• 京洛の森のアリス　　　望月麻衣
  目が覚めると、そこは不思議の国でした。希望を失った少女が、大切な人を捜して異界を旅する和風ファンタジー

◆連載小説◆

• 夢見る帝国図書館　　　中島京子
  老人ホームにいる喜和子さんの隠された過去が明らかに
• 跳ぶ男　　　青山文平
  江戸城にあがる剛に、留守居役は三人の諸侯の名を告げた
• 空を拓く　　　門井慶喜
  金吾と達蔵、激動の時代が二人を唐津から東京へと導いた
• ファーストラヴ　　　島本理生
  父親殺しの裁判は判決を迎える。真実は明らかになるか？
• 神様の暇つぶし　　　千早茜
  家族を捨てた母に会いに鶴岡へ。私がそこで見たものとは
• ドッペルゲンガーの銃　二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について　　　倉知淳
  JKとボンクラ兄、再び！　北と南の事件に共通点は？
• 崩壊の森　　　本城雅人
  飛行機で偶然隣の席に座った美女の正体とは？
• セルロイド　　　葉真中顕
  締切から束の間の逃避行。会社に戻ると状況に変化が
• ゴー・ホーム・クイックリー　　　中路啓太
  憲法改正論議は、いよいよ第九条にさしかかるのだが
• 刑事学校　博戯の代償　　　矢月秀作
  違法カジノ店の捜査に力を注ぐ畑中の目論見とは
• 30センチの冒険　　　三崎亜記
  鼓笛隊の襲来を前に、何とか街に帰還した一行だが……
• レフトハンド・ブラザーフッド　　　知念実希人
  自分のせいで彼女は死んだ。罪の意識が岳士を追い詰める
• ホームスパン　　　伊吹有喜
  美緒の進路を巡り、楽しいはずのすき焼きは一転……
• さよならホームラン　淀川八景　　　藤野恵美
  リカコさんと弟が来て、あたしの日曜日は変わった
• スタッフロール　　　深緑野分
  モー社長がやっと帰国。後がないヴィヴは思い切って……
• 神さまを待っている　　　畑野智美
  堪えてきた一線を越えた愛。彼女を待っていたのは
• まよなかの青空　　　谷瑞恵
  「テツヤ」を追った先にいたのは、二人の女性だった
• 代表取締役アイドル　　　小林泰三
  いざ取締役会へ。年棒一億円の椅子ってどんなもの？
• 高原カフェ日誌（ダイアリー）II　第六話　それぞれの闘い《中篇》　　　柴田よしき
  十年先を見据えて葡萄を育てる森野大地の思いとは

◆エッセイ◆

• 今晩泊めてくれないか――東京ヤドカリ漂流記――　　　北尾トロ
  六十歳間近で友人が起業。多額の借金をしての背水の陣！

◆フォトエッセイ◆

• ポップス大作戦　　　武田花
  全身緑色ずくめの怪人は、じっと私のことを窺っている

◆漫画◆

• よちよち文藝部　高慢と偏見　　　久世番子
  作者の人生はつまらなそう。でも小説は傑作だった！

◆別冊コラム◆

• ☆偏愛がとまらない
  愛しのこぶた狛犬　　　町田そのこ
• ☆あの日
  3月10日　　　小川哲

◆book trek◆

• 望むのは　　　古谷田奈月
• トップリーグ　　　相場英雄

◆Welcome to The BESSATSU park !◆

• 長場雄

• 編集部から・奥付
• 別冊文藝春秋から生まれた本

■『別冊文藝春秋』とは

• 1946年の創刊以来、井伏鱒二、谷崎潤一郎、川端康成、坂口安吾、三島由紀夫など、時代を代表する作家の数々の名作を掲載してきた文藝誌。より広い読者層に向けてリニューアルした2002年以降も、ミステリーからSF、恋愛小説、時代小説、マンガまで、ジャンルを問わず、多くの話題作を掲載している（角田光代『対岸の彼女』、三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』、横山秀夫『64（ロクヨン）』、桜庭一樹『私の男』、ほしよりこ『逢沢りく』等）。2015年5月、創刊から69年を経て完全電子化へ。
  隔月刊行、主要電子書店にて偶数月20日前後に発売