別册文藝春秋

2005年1月(255)号
12月8日発売 / 特価1500円(本体1429円)

■中篇短篇
伊坂幸太郎
「旅路を死神」 気鋭の100枚
死神と人を殺した青年は、小さな車で北へ

森博嗣
「ほんの少し変わった子あります」
今宵あらわれた娘は、少々様子が違っていた
重松清
「小春日和」
母一人子一人の平和な日常に落ちた小さな影

浅倉卓弥
「ヨーグルトを下さい」
深夜のコンビニを訪れる彼女が欲しがるもの
新連載
諸田玲子「木もれ陽の街で」
昭和のあの頃──郷愁溢れる時代の恋物語

藤崎慎吾「鯨の王」
未知の鯨の骨が発見される。深海で何が──
三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
地元で便利屋をする青年の前に、変人現れる

永瀬隼介「初恋―Dojo2―
高原のホテルが切ない「恋」の課外道場に
■好評連載
横山秀夫
「64
(ロクヨン)
三浦明博
「罠釣師
(トラッパーズ)
黒木亮
「シルクロードの滑走路」

朱川湊人
「スメラギの国」

藤原伊織
「名残りの火
―てのひらの闇2―
酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明
 第弐部
吉田修一
「コンセプチュアル・デイズ」
Oka-Chang
「嫉妬はするよりされる方がマシ」

―別宅春秋―
佐藤賢一
「褐色の文豪」
最終回
■中篇短篇
佐藤雅美
「似た者どうしの放蕩の血
―縮尻鏡三郎―

明川哲也「影屋の告白―ブーの国―

瀬尾まいこ「おしまい予言」
野中柊
「片恋―あなたのそばで。―

吉田篤弘
「空ばかり見ていた」

三羽省吾「厭世フレーバー─42歳─」
新春特別対談
宮城谷昌光 vs.吉川晃司「我々が中国史に辿り着くまで」
中国史の魅力を語り尽くす異色の初顔合わせ
■連載
山本幸久「凹組太平記」
夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
榊東行「共同体の殺人」
椎名誠「波切り草」
近藤史恵「賢者はベンチで思索する」
森福都「漆黒泉」
香納諒一「贄の夜会」
■連載エッセイ等
宮城谷昌光「深更通信
―クラシック 未知なる名曲を求めて
穂村弘「にょっ記」
杉田比呂美「五感のピクニック」
吉村昭(井の頭だより)「被災地の錦鯉」
■コラム
[book trek]
五十嵐貴久「Fake」
大道珠貴「ミルク」

[会心の買い物]
D[di:]「会心したいの!浪費家の通販生活」
[癒しのスポット]
喜多由布子「土曜の午後にむかう場所」


[別冊フォトギャラリー]
野村佐紀子