
BRICsの成長で、食糧資源危機が訪れる? それは嘘です
東大准教授が三菱総研とともに徹底的な調査とデータ分析によって、巷の「食糧資源危機説」の嘘をわかりやすく解き明かす科学の書
最近、“食糧危機本”が巷にあふれています。ここ数年原油などの鉱物資源とともに食糧価格も高騰、また穀物からエタノールをつくるバイオ燃料の促進によって、人間の食糧が奪われ、「自給率4割」の日本は危ないという恐れから、これらの本はおおいにもてはやされました。しかし、実際はどうでしょうか。本書の著者は、東大のシステム分析の専門家で、農業と食糧問題を調べてきました。その結果あきらかになったことは、信じられている危機説とはまったく逆の事実でした。本書ではその成果をわかりやすく解説しています。1次データから浮かび上がる冷静な事実は、明日の食糧問題を憂える日本人必読です。(TT)