
たかがネズミと思っていたら、静かな生活が激変!
大人二人の生活にスナネズミがやってきた。その驚くべき生態と繰り返される生と死に、思いがけなく癒されていく都市生活者の心
ある日、夫が持ち帰ったちいさな生き物……それはモンゴル産のスナネズミだった。ネズミなんて、とバカにしていたのに、生き物を飼うこと自体、抵抗感があったのに、どんどんスナネズミのクロに惹かれ、思いがけず癒されていく――著者の心情がクールな筆致ながら精密に描かれ、思わず引き込まれてしまいます。写真も可愛いです!エッセイスト、批評家、写真家として心に残る作品を発表してきた大竹さんですが、今回はスナネズミを通して都会に住む人間の奥底にひそむ孤独感を描きだします。子どもにも読ませたい一冊です。(FY)