
人の心の黒さと気高さ。鬼才4年ぶりの長篇小説
映画撮影の舞台となった北九州の町が、史上最高に心ない賭博のワンダーランドと化す。爆笑がやがて感動に変わるハイパーノベル!
とあるさびれた地方都市に、映画の撮影に訪れた一行。はかどらない撮影のうさ晴らしに彼らが思いついたのは、主演の老俳優・小関泰司がセリフをトチる回数をめぐって賭けをすることだった! 地元のヤンキー、謎のグラビアアイドルらも巻き込んで、老人賭博は予想のつかないクライマックスへなだれ込む。芥川賞候補にもなったベストセラー『クワイエットルームにようこそ』をしのぐ傑作小説が誕生しました。深い人間観察にもとづいた、爆笑のあとに訪れるしんみりとした読後感を味わってください。(NK)