
出口のない世界を撃つ傑作短篇集
ここが文学の極北! 書くことの不可能性との苦しくも笑いに満ちた闘いの記録。あらゆるメーターを振り切る芥川賞落選後初作品集
書くことについて、「続けなきゃいけない、続けられない、続けよう」というのはノーベル賞作家サミュエル・ベケットの言葉。いま、日本でベケットに一番近い姿勢で書くことについて悩み、書き続けている作家・中原昌也さんの最新作品集です。まずは短篇「誰が見ても人でなし」の、数ページにわたって続く無意味なスローガンの連射を浴びてください。爆笑とともにきっと中原中毒になるでしょう。ほかに、エンターテインメントに果敢に挑戦し、挫折する「中間小説」など野心作を収録。文学の最前線が体験できます。(NK)