
「それは、スイートな、スイートな、終りのない始まりでした」
53歳の男が親友の妻と恋に落ちた時、彼らの地獄は始まった。北村太郎、田村隆一、鮎川信夫。宿命で結ばれた詩人達を描く長篇小説
「それは、スイートな、スイートな、終りのない始まりでした」――53歳の男が親友の妻と恋に落ちたとき、彼らの地獄は始まった。詩神と酒神に愛された詩人・田村隆一。田村を完全に手に入れられず苦しむ4度目の妻・明子。そして、前妻と息子を海の事故で亡くし、今の家族との幸せを自分の身にあまると思っていたはずの詩人・北村太郎。愛し合い、傷つけあってなお離れがたい詩人たちの群像を、直木賞作家が敬愛をこめて描き出す力作長篇小説です。(TM)