
この夏、ぼくたちが見つけたバイトとは……。新鋭ミステリー
バイト雑誌を立ち読みしていたビンボー大学生・結城は、ひとりの少女から声をかけられて……。この夏、鮮烈なミステリーがはじまる
結城理久彦は、車がほしかった。須和名祥子は、「滞って」いた。オカネが欲しいふたりは、時給11万2000円也の怪しげな実験モニターに応募。こうして集まった12人の被験者たちは、館の地階に7日間、閉じ込められることに。さて。あとはご想像どおりミステリーの定法に則って、ひとり、またひとりと謎の死を遂げていくわけです、が……。「屈折」を描かせたら当代随一の著者だけに、普通で終わるはずはありません。とにかくひねくれ、異様なほどに鮮烈で、無類に面白いミステリーになりました。(II)