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第143回芥川賞は赤染晶子さんに決定!
(平成22年度上半期)
赤染晶子さん
第143回芥川龍之介賞の選考委員会が平成22年7月15日(木)午後5時より築地・新喜楽で開催され、下記候補作品の中から、赤染晶子さん「乙女の密告」が授賞作に決まりました。なお、贈呈式はきたる8月20日(金)に東京・丸の内の東京會舘で行われます。
公益財団法人 日本文学振興会
赤染晶子 <受賞>
(あかぞめ あきこ)
「乙女の密告」新潮6月号
鹿島田真希
(かしまだ まき)
「その暁のぬるさ」(すばる4月号)
柴崎友香
(しばさき ともか)
「ハルツームにわたしはいない」(新潮6月号)
シリン・ネザマフィ
(しりん ねざまふぃ)
「拍動」(文學界6月号)
広小路尚祈
(ひろこうじ なおき)
「うちに帰ろう」(文學界4月号)
穂田川洋山
(ほたかわ ようさん)
「自由高さH」(文學界6月号)
(作者名50音順)

同日発表 第143回直木賞のページはこちら

候補者紹介(以下の年号表記は西暦を使用)
赤染晶子
<受賞>

1974年生まれ。97年京都外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒業。99年北海道大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻修士課程修了。2004年同博士課程中退。

〈作品〉「初子さん」2004年文學界12月号=第99回文學界新人賞受賞。「まっ茶小路旅行店」05年群像5月号。「花嫁おこし」06年群像1月号。「恋もみじ」06年文學界12月号。『うつつ・うつら』07年文藝春秋刊。「春待ち暮らし」07年群像11月号。「少女煙草」09年文學界4月号。

鹿島田真希

1976年東京都生まれ。白百合女子大学卒業。

〈作品〉「二匹」1998年文藝冬号=第35回文藝賞受賞、単行本は99年河出書房新社刊。『レギオンの花嫁』2000年河出書房新社刊。『一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する』03年河出書房新社刊。「白バラ四姉妹殺人事件」04年新潮3月号=第17回三島由紀夫賞候補、単行本は04年新潮社刊。「六〇〇〇度の愛」05年新潮2月号=第18回三島由紀夫賞受賞、単行本は05年新潮社刊。「ナンバーワン・コンストラクション」06年新潮1月号=第135回芥川賞候補、単行本は06年新潮社刊。『ピカルディーの三度』07年講談社刊=第29回野間文芸新人賞受賞。「女の庭」08年文藝秋号=第140回芥川賞候補、単行本は09年河出書房新社刊。「二人の庭園」08年文學界11月号。「酔いどれ四季」08年すばる12月号。『ゼロの王国』09年講談社刊。『黄金の猿』09年文藝春秋刊。「第三の愛」09年群像9月号。

柴崎友香

1973年大阪府生まれ。大阪府立大学総合科学部卒業。短編「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」99年文藝別冊8月号「J文学をより楽しむためのブックチャートBEST200」でデビュー。

〈作品〉『きょうのできごと』2000年河出書房新社刊。『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』01年河出書房新社刊。『青空感傷ツアー』04年河出書房新社刊。『ショートカット』04年河出書房新社刊。『フルタイムライフ』05年マガジンハウス刊。「その街の今は」06年新潮7月号=第136回芥川賞候補、単行本は06年新潮社刊=第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、第23回織田作之助賞大賞受賞、06年度咲くやこの花賞受賞。『また会う日まで』07年河出書房新社刊=第20回三島由紀夫賞候補。「主題歌」07年群像6月号=第137回芥川賞候補、単行本は08年講談社刊。『星のしるし』08年文藝春秋刊。『ドリーマーズ』09年講談社刊。「寝ても覚めても」10年文藝夏号。

シリン・
ネザマフィ

1979年生まれ。イラン・テヘラン出身。99年来日。神戸大学工学部卒業、同大学院自然科学研究科修士課程修了。現在、システムエンジニア。

〈作品〉「サラム」2007年世界10月号、11月号=第4回留学生文学賞受賞。「白い紙」09年文學界6月号=第108回文學界新人賞受賞、第141回芥川賞候補、単行本は『白い紙/サラム』として09年文藝春秋刊。

広小路尚祈

1972年愛知県生まれ。高校を卒業後、ホテル従業員、清涼飲料水メーカーのルートセールス、清掃作業員、建築板金工事作業員、タクシー運転手、設備工事作業員等の職を転々としながら、いくつかのバンドを渡り歩き、名古屋のライブハウスを中心に音楽活動を続ける。92年名古屋市へ転居。98年現在の妻と入籍。2000年に長男が誕生。それをきっかけに音楽活動から引退。不動産会社に就職するも、業績不振による給与未払いが続き1年余りで退職。02年、岡崎市へ転居。事業者向け小口金融業者に就職するも2年足らずでリストラ。その後消費者金融業者に就職するも、転勤先の上司とそりが合わず、05年秋に逃亡。以後求職活動を続けたものの上手くいかず、読書漬けの生活を送るうちに、小説を書いてみようと思い立ち、新人賞への応募を始める。07年「だだだな町、ぐぐぐなおれ」が第50回群像新人文学賞小説部門優秀作となりデビュー。同年より不定期で個人誌『文藝猫背』刊行(以後3号まで継続)。清水良典(文芸評論家)、墨谷渉両氏とともに、純粋に音楽と文学を楽しむサークル「中日本純音學組合」を結成。理事を務める。09年墨谷渉氏との同人誌『デラックス文藝猫背』刊行(現在2号まで。今後の刊行は未定)。10年、清水良典氏とのブルースユニット「文ブルブラザーズ」を結成。文ブル(文学とブルース)両道を目指す。趣味は野菜作り。

〈作品〉「だだだな町、ぐぐぐなおれ」2007年群像6月号。「ろくでもない残像」08年群像4月号。「シレーヌと海老」09年すばる3月号。「のうのうライフ」09年すばる12月号。「うちに帰ろう」10年文學界4月号。「塗っていこうぜ」10年すばる6月号。

穂田川洋山

1975年兵庫県生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。フリーランスライターのほか、東京・奥多摩や中米・コスタリカでのカヤックインストラクター、リバーガイドなどを経て、現在校正業。「第11回地球にやさしい作文・活動報告コンテスト」入選。

〈作品〉「自由高さH」2010年文學界6月号=第110回文學界新人賞受賞。

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