創立90周年を迎えて 気兼なしに、自由な心持で

 文藝春秋は本年、創立90周年を迎えます。

 社の創立者である菊池寛は、月刊「文藝春秋」の創刊の辞で「私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で、考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云ってみたい」と書きました。「気兼なしに、自由な心持で」! これは、たとえば「週刊文春」が、新聞やテレビでは報じられないスクープに挑戦しているように、そして芥川賞、直木賞を通して、文藝作品をフェアな形で世に送り出しているように、90年間変わらぬ文藝春秋の精神となっています。

 90周年に当り、「文藝春秋」「週刊文春」「ナンバー」「クレア」「オール讀物」等は記念号を刊行、「文藝春秋」電子版が本格配信を開始します。また、書籍にはすべて創立90周年の記念ロゴを付し、より完成度の高い作品の創出に心がけるだけでなく、新たに「学藝ライブラリー」「文春ジブリ文庫」のシリーズの刊行をスタートします。文春文庫セットの全国の高校へのプレゼント企画や、映画作品への出資も進めています。

 文藝春秋の元気な出版活動にぜひご期待ください。

代表取締役社長  平尾隆弘